男性の乳がん
- 2018/03/07
- 17:00
男性の乳がん
男性も乳がんになることがあるという
話です。
乳がんといえば女性という先入観があり
ますが、少数ですが男性も乳がんを発症
することがあります。
※ 日本乳癌学会のデータから
2015年に新たに乳がんと診断された
約8万7千人のうち、男性は1%未満の560人。
3月1日付ヤフーニュースに
「男性乳がん患者の交流会」についての
ニュースがありましたので、その他の
情報も含めてお伝えします。
なぜ、男性が乳がんになる?
前立腺がんは男性で、子宮がんは女性と
いうのは明白ですが
乳がんはちょっと微妙です。なぜなら
膨らみがないながらも
男性にも胸そのものはあるからです。
「乳房」の組織
乳房は「乳腺」、「脂肪組織」、「血管」、「神経」
などからできています。
男性の乳房は女性よりも小さく
膨らみもありませんが
少量ではあるものの乳腺はあります。
そして、この乳腺にできるがんを
乳がんといいます。
したがって、男性にもこの乳腺があるため
乳がんにかかるリスクがあるのです。
胸がない(小さい)のに?
「乳房が小さいから乳がんにならない」
ということはないそうです。
乳房のなかの乳腺組織そのものが多い
場合は、乳がんの発症率が高くなる
可能性があるそうですが
乳腺組織の量は乳房のサイズに比例して
いるわけではないのです。
同じように、男性は乳がんにはならない
ということはないことになります。
女性化乳房症
女性化乳房とは、男性の乳房が女性の
ように膨らむ症状をいいます。
その際、乳房が腫れてシコリができる
症状を「女性化乳房症」といいますが
これは、乳がんではありません。
乳房にシコリがあっても乳がんではない?
乳房にシコリがあるということで乳腺科を
受診した男性の9割以上は、乳がんではなく
「女性化乳房症」であるという統計データ
もあるそうです。
この女性化乳房症は、しばらく放っておくと
半年から1年で症状はなくなることが多い
ようです。
とはいえ、乳がんと診断されるケースもあり
ますので、診察を受ける必要はあります。
「女性化乳房症」は
思春期(12~14歳頃から)と
更年期(60~70歳)に発症しやすく
ホルモンバランスが影響しているそうです。
※ もちろん、上記以外の年齢の男性でも
「女性化乳房症」の症状が出ている人も
います。
お相撲さんで胸の大きい人がいますが
この場合は、皮下脂肪の問題のようです。
男性乳がんの診断・手術・治療は?
男性の乳がんでも、診断・手術・治療の
流れは、基本的に女性の場合と同じです。
何科を受診?
乳腺科に行ってみましょう。
日本乳癌学会のホームページには
「乳腺専門医一覧」が掲載されています。
マンモグラフィは男性も撮影できる?
マンモグラフィーは、mammo(乳房)と
graphy(画像)を組み合わせた造語です。
乳房専用のレントゲン装置で、乳房を
圧迫板で挟み撮影しますが
それは撮影箇所に圧をかけて伸ばさないと
うまく写らないためです。
乳房の大小は関係ありません。
男性の場合は、乳房に脂肪がないので
肋骨の形の問題で撮影が難しいケースは
ありますが
乳房のサイズは関係ありません
男女問わず、どんなサイズでも
マンモグラフィの機械に胸を挟んで撮影
することはできるそうです。
まとめ
男性乳がんは、女性と比べると患者数は
圧倒的に少ないですが、男性もなる可能性
のある病気で、転移・再発すると治療が
難しくなるという点も、女性の場合と
同じです。
「早期検査」、「早期発見」、「早期治療」は
性別に関係なく重要です。
男性の皆さんは、たまには自分の胸を触り
セルフチェックしてみましょう。
以上
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男性も乳がんになることがあるという
話です。
乳がんといえば女性という先入観があり
ますが、少数ですが男性も乳がんを発症
することがあります。
※ 日本乳癌学会のデータから
2015年に新たに乳がんと診断された
約8万7千人のうち、男性は1%未満の560人。
3月1日付ヤフーニュースに
「男性乳がん患者の交流会」についての
ニュースがありましたので、その他の
情報も含めてお伝えします。
なぜ、男性が乳がんになる?
前立腺がんは男性で、子宮がんは女性と
いうのは明白ですが
乳がんはちょっと微妙です。なぜなら
膨らみがないながらも
男性にも胸そのものはあるからです。
「乳房」の組織
乳房は「乳腺」、「脂肪組織」、「血管」、「神経」
などからできています。
男性の乳房は女性よりも小さく
膨らみもありませんが
少量ではあるものの乳腺はあります。
そして、この乳腺にできるがんを
乳がんといいます。
したがって、男性にもこの乳腺があるため
乳がんにかかるリスクがあるのです。
胸がない(小さい)のに?
「乳房が小さいから乳がんにならない」
ということはないそうです。
乳房のなかの乳腺組織そのものが多い
場合は、乳がんの発症率が高くなる
可能性があるそうですが
乳腺組織の量は乳房のサイズに比例して
いるわけではないのです。
同じように、男性は乳がんにはならない
ということはないことになります。
女性化乳房症
女性化乳房とは、男性の乳房が女性の
ように膨らむ症状をいいます。
その際、乳房が腫れてシコリができる
症状を「女性化乳房症」といいますが
これは、乳がんではありません。
乳房にシコリがあっても乳がんではない?
乳房にシコリがあるということで乳腺科を
受診した男性の9割以上は、乳がんではなく
「女性化乳房症」であるという統計データ
もあるそうです。
この女性化乳房症は、しばらく放っておくと
半年から1年で症状はなくなることが多い
ようです。
とはいえ、乳がんと診断されるケースもあり
ますので、診察を受ける必要はあります。
「女性化乳房症」は
思春期(12~14歳頃から)と
更年期(60~70歳)に発症しやすく
ホルモンバランスが影響しているそうです。
※ もちろん、上記以外の年齢の男性でも
「女性化乳房症」の症状が出ている人も
います。
お相撲さんで胸の大きい人がいますが
この場合は、皮下脂肪の問題のようです。
男性乳がんの診断・手術・治療は?
男性の乳がんでも、診断・手術・治療の
流れは、基本的に女性の場合と同じです。
何科を受診?
乳腺科に行ってみましょう。
日本乳癌学会のホームページには
「乳腺専門医一覧」が掲載されています。
マンモグラフィは男性も撮影できる?
マンモグラフィーは、mammo(乳房)と
graphy(画像)を組み合わせた造語です。
乳房専用のレントゲン装置で、乳房を
圧迫板で挟み撮影しますが
それは撮影箇所に圧をかけて伸ばさないと
うまく写らないためです。
乳房の大小は関係ありません。
男性の場合は、乳房に脂肪がないので
肋骨の形の問題で撮影が難しいケースは
ありますが
乳房のサイズは関係ありません
男女問わず、どんなサイズでも
マンモグラフィの機械に胸を挟んで撮影
することはできるそうです。
まとめ
男性乳がんは、女性と比べると患者数は
圧倒的に少ないですが、男性もなる可能性
のある病気で、転移・再発すると治療が
難しくなるという点も、女性の場合と
同じです。
「早期検査」、「早期発見」、「早期治療」は
性別に関係なく重要です。
男性の皆さんは、たまには自分の胸を触り
セルフチェックしてみましょう。
以上
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