火星移住計画の意味
- 2018/02/09
- 20:00
火星移住計画の意味
ファルコンヘビーの打ち上げ

日本時間2月7日午前
米国の宇宙ベンチャー企業「スペースX」社
により、ケネディ宇宙センターから
ファルコンヘビーが打ち上げられました。
全長70メートルで現役では世界最大の
輸送能力を持ちます。

(地球ヘ着地する様子)
また、機体の一部(1段目)を再利用して
打ち上げのコストを抑える計画で
今回の打ち上げから数分後、エンジン
部分が切り離され、地球(地上)への着地に
成功しました。

今回打ち上げられたファルコンヘビーに
は、宣伝を兼ねたのか
テスラ社のスポーツカー「ロードスター」が
搭載されました。

乗っているのは、人間ではなく開発中の
宇宙服を着たマネキンの「スターマン」です。
「スペースX」社とは
「スペースX」社は、ロケット・宇宙船の開発
打ち上げといった宇宙輸送
(商業軌道輸送サービス)を業務とする
アメリカ合衆国の企業です。
代表者は
2002年に決済サービスベンチャー企業
PayPalを創設し、2003年には電気自動車
メーカー「テスラ」を創業した
イーロン・マスクCEOです。
「スペースX」社の計画
2016年開催の「国際宇宙会議」で火星への
プロジェクトを発表しました。
今回
火星移住計画の第一歩としての試験の
意味があります。
「スペースX」社は、火星への移住実現に向け
100人搭乗規模の次世代ロケットも開発中
です。
2024年
火星への有人飛行実施予定
将来
100万人規模を火星に送る計画
火星の実態
地球のとなりの惑星といっても、火星まで
の距離(最短時)は約5,500万キロメートル
あります。
宇宙船で6~9ヶ月かかるといわれます。
表面の環境
大気圧:7/1000気圧
温度:-120℃~0℃
大気組成:ほぼ二酸化炭素
強い紫外線、宇宙線あり
重力は地球の1/3程度
地球と異なることは
大気圧が非常に低く
(地球の100分の1以下)
空気が薄いということ
生存には極めて過酷と言えます。
なぜ火星なのか?
惑星として、地球に一番近い
環境は過酷には違いないが、他の惑星に
比べればまだ地球環境に近く
人間が住める可能性は一番高い
と言えます。
パイオニアは常に競争
地球の大航海時代、新大陸を求めて競って
航海に出たように
未踏の地への到達には常に競争が伴います。
事実、この火星移住計画は、「スペースX」社
だけではありません。
「ボーイング社」は
NASAとロケットを共同開発中で
2019年に火星ヘ向け有人飛行を目指します。
トランプ大統領も
「月面に星条旗を立てて足跡を残すだけでは
なく、火星に向けての基礎を築く」と述べて
います。
UAE(アラブ首長国連邦)は
国家プロジェクトとして、火星への
都市構築計画を発表しています。
(写真はTV東京「WBS」より)
まとめ
火星移住には、
技術の飛躍的進歩が前提となりますので
当然ながら資金もかかります。
現状では、
アラブのオイルマネーと
ユダヤの富豪マネー
の競争に見えなくもありません。
地球の理屈でいけば、最初に手を付けて
権利を主張した方が有利なのは目に見え
るのですが,どっちもどっちなので
火星もまた紛争の火種になるような気も
します。
「スペースX」社計画の100人搭乗規模の
次世代ロケットが開発され、移住の前提と
して火星にサバイバル基地(施設)を構築
することができれば、地球に危機が及んだ
時には火星に避難できるということが
現実味を帯びてきます。
ただ、人数が限られますので、その時は
選民(地球を代表して宇宙に種を残す)され
るのだと思います。
そこから、壮大な宇宙史の1ページが
はじまるのでしょうか?
以上
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ファルコンヘビーの打ち上げ

日本時間2月7日午前
米国の宇宙ベンチャー企業「スペースX」社
により、ケネディ宇宙センターから
ファルコンヘビーが打ち上げられました。
全長70メートルで現役では世界最大の
輸送能力を持ちます。

(地球ヘ着地する様子)
また、機体の一部(1段目)を再利用して
打ち上げのコストを抑える計画で
今回の打ち上げから数分後、エンジン
部分が切り離され、地球(地上)への着地に
成功しました。

今回打ち上げられたファルコンヘビーに
は、宣伝を兼ねたのか
テスラ社のスポーツカー「ロードスター」が
搭載されました。

乗っているのは、人間ではなく開発中の
宇宙服を着たマネキンの「スターマン」です。
「スペースX」社とは
「スペースX」社は、ロケット・宇宙船の開発
打ち上げといった宇宙輸送
(商業軌道輸送サービス)を業務とする
アメリカ合衆国の企業です。
代表者は
2002年に決済サービスベンチャー企業
PayPalを創設し、2003年には電気自動車
メーカー「テスラ」を創業した
イーロン・マスクCEOです。
「スペースX」社の計画
2016年開催の「国際宇宙会議」で火星への
プロジェクトを発表しました。
今回
火星移住計画の第一歩としての試験の
意味があります。
「スペースX」社は、火星への移住実現に向け
100人搭乗規模の次世代ロケットも開発中
です。
2024年
火星への有人飛行実施予定
将来
100万人規模を火星に送る計画
火星の実態
地球のとなりの惑星といっても、火星まで
の距離(最短時)は約5,500万キロメートル
あります。
宇宙船で6~9ヶ月かかるといわれます。
表面の環境
大気圧:7/1000気圧
温度:-120℃~0℃
大気組成:ほぼ二酸化炭素
強い紫外線、宇宙線あり
重力は地球の1/3程度
地球と異なることは
大気圧が非常に低く
(地球の100分の1以下)
空気が薄いということ
生存には極めて過酷と言えます。
なぜ火星なのか?
惑星として、地球に一番近い
環境は過酷には違いないが、他の惑星に
比べればまだ地球環境に近く
人間が住める可能性は一番高い
と言えます。
パイオニアは常に競争
地球の大航海時代、新大陸を求めて競って
航海に出たように
未踏の地への到達には常に競争が伴います。
事実、この火星移住計画は、「スペースX」社
だけではありません。
「ボーイング社」は
NASAとロケットを共同開発中で
2019年に火星ヘ向け有人飛行を目指します。
トランプ大統領も
「月面に星条旗を立てて足跡を残すだけでは
なく、火星に向けての基礎を築く」と述べて
います。
UAE(アラブ首長国連邦)は
国家プロジェクトとして、火星への
都市構築計画を発表しています。
(写真はTV東京「WBS」より)
まとめ
火星移住には、
技術の飛躍的進歩が前提となりますので
当然ながら資金もかかります。
現状では、
アラブのオイルマネーと
ユダヤの富豪マネー
の競争に見えなくもありません。
地球の理屈でいけば、最初に手を付けて
権利を主張した方が有利なのは目に見え
るのですが,どっちもどっちなので
火星もまた紛争の火種になるような気も
します。
「スペースX」社計画の100人搭乗規模の
次世代ロケットが開発され、移住の前提と
して火星にサバイバル基地(施設)を構築
することができれば、地球に危機が及んだ
時には火星に避難できるということが
現実味を帯びてきます。
ただ、人数が限られますので、その時は
選民(地球を代表して宇宙に種を残す)され
るのだと思います。
そこから、壮大な宇宙史の1ページが
はじまるのでしょうか?
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