やせ菌と脂肪細胞
- 2017/10/31
- 17:00
やせ菌と脂肪細胞
はじめに
ダイエットの話です。
ダイエットについては、以前のブログで自分
の経験について書きましたが、内容的には
カロリー制限や糖質制限という、言わば
自己管理をどうするかということでした。
しかし、ダイエットを経験した人ならわかる
ことだと思いますが、ダイエットは自己管理
だけでは解決しない何かがあるのでは?
ということです。
なぜなら、人により効果が違ったり、逆に
制限していないのにまったく太ることが
ない人がいるという事実があるからです。
そこで、最近よく言われている、腸内菌と
脂肪細胞について整理してみました。
腸内細菌の働き
ダイエット効果に腸内環境が影響?
腸の中には数百種の腸内細菌がいて
その数は100兆余りになるそうです。
その内、人を太らせない菌=やせ菌は
ビフィズス菌
バクテロイデス
デブ菌は
ファーミキューテス
やせている人にはデブ菌よりもヤセ菌が多く
太っている人にはヤセ菌よりもデブ菌の方が
多く腸内に生息していることになります。
このやせ菌の数は個人差があり、元々多い
人もいれば、少ない人もいるとのこと。
だから、ダイエットで食事制限をしてもデブ菌
とヤセ菌の比率が変わる訳ではないので
ダイエットをしてもやせられない人がいると
いうことになります。
肥満の原理
肥満の原理は、血管内を通る脂肪を細胞が
取り込み、どんどん巨大化していくこと
やせ菌が作る短鎖脂肪酸の働き
ビフィズス菌、バクテロイデスのやせ菌は
食物繊維などを分解し、その過程で様々な
物質を作ります。その代表的な物質として
短鎖脂肪酸があります。
短鎖脂肪酸は、腸から吸収されてヒトの
エネルギーの蓄積・消費を調整する機能が
あるとされます。
この短鎖脂肪酸が全身の脂肪細胞へ送ら
れると、脂肪細胞は短鎖脂肪酸を感知して
栄養分の取り込みを止めます。
これで脂肪が過剰に溜まるのを防いでくれ
ます。短鎖脂肪酸は、脂肪の蓄えを抑えて
消費を増やすという両面で肥満を防ぎます。
短鎖脂肪酸のとり方
短鎖脂肪酸を経口摂取した場合では、すぐ
に吸収・分解されてしまうので、腸内細菌に
短鎖脂肪酸を作らせる必要があります。
食事によりやせ菌を育てるためのエサを
とることになります。
ヤセ菌を育てるのに有効な食物
それは「水溶性食物繊維」が含まれる食物です。
水溶性食物繊維はその名のとおり水に溶けや
すい性質を持っている食物繊維のこと。
水溶性食物繊維が豊富な食材としては
切り干し大根
納豆
ごぼう
のり
ひじき
らっきょう
きのこ類
オートミール
など海藻類、根菜類、発酵食品に多いです。
水溶性食物繊維で腸内環境を整えましょう。
脂肪細胞
カラダには2種類の脂肪組織があります。
白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞
白色脂肪細胞は
余分なエネルギーを脂肪として蓄え肥満の
原因となります。
部位としては、腹回り、尻、背中、内臓回り
褐色脂肪細胞は
脂肪を燃焼させて熱を発生させる。
ミトコンドリアが多く、脂肪を熱エネルギー
に変える働きをします。
部位としては、首の後ろ、肩甲骨の下部
個人差があるようですが、褐色細胞は成人
期にはほとんど失われ、白色細胞が増えて
いくようです。
そこで、中年になるとやせにくくなるという
ことが起きるわけです。
夢のダイエット薬!? 貼るだけで脂肪燃焼
米の大学が開発、マウスの実験で20%減
今年の9月、このようなニュースがテレビで
紹介されました。
ニュースによりますと、白色細胞を減らし
褐色細胞を増やす方法として、
ロシグリタゾン(糖尿病治療薬)などの成分を
白色細胞内に注入すれば、白色細胞が褐色
細胞に変わることはわかっていたが、効果的
に注入する方法がなかった。
そこで、超微細技術を利用して、成分を直接
白色細胞に届ける方法を開発したということ
です。
超極細の粒子に薬の成分を入れ、同じく
スキンパッチに埋めた極細の針を通して薬を
白色細胞に届かせ、白色細胞を褐色細胞に
変えるというものです。
皮下脂肪を落とすので、部分やせも可能の
ようです。
まだ、実用化には時間がかかるそうです。
そこで、当分の間は褐色脂肪細胞を活性化
させていくことが大事になります。
食べ物
青魚(EPA,DHA)、唐辛子(カプサイシン)
運動
水泳、ジョギング
が効果あるそうです。
まとめ
ダイエットは、腸内環境のことを考えて
行わなければいけないということになります。
それと、発酵食品など日本食の見直しですね。
生活のリズムが崩れたり、食生活が乱れ
たりすると腸内細菌は変化をしてヤセ菌
が減ってしまうということからも
結局、生活習慣と食習慣が大事ということ
になります。
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はじめに
ダイエットの話です。
ダイエットについては、以前のブログで自分
の経験について書きましたが、内容的には
カロリー制限や糖質制限という、言わば
自己管理をどうするかということでした。
しかし、ダイエットを経験した人ならわかる
ことだと思いますが、ダイエットは自己管理
だけでは解決しない何かがあるのでは?
ということです。
なぜなら、人により効果が違ったり、逆に
制限していないのにまったく太ることが
ない人がいるという事実があるからです。
そこで、最近よく言われている、腸内菌と
脂肪細胞について整理してみました。
腸内細菌の働き
ダイエット効果に腸内環境が影響?
腸の中には数百種の腸内細菌がいて
その数は100兆余りになるそうです。
その内、人を太らせない菌=やせ菌は
ビフィズス菌
バクテロイデス
デブ菌は
ファーミキューテス
やせている人にはデブ菌よりもヤセ菌が多く
太っている人にはヤセ菌よりもデブ菌の方が
多く腸内に生息していることになります。
このやせ菌の数は個人差があり、元々多い
人もいれば、少ない人もいるとのこと。
だから、ダイエットで食事制限をしてもデブ菌
とヤセ菌の比率が変わる訳ではないので
ダイエットをしてもやせられない人がいると
いうことになります。
肥満の原理
肥満の原理は、血管内を通る脂肪を細胞が
取り込み、どんどん巨大化していくこと
やせ菌が作る短鎖脂肪酸の働き
ビフィズス菌、バクテロイデスのやせ菌は
食物繊維などを分解し、その過程で様々な
物質を作ります。その代表的な物質として
短鎖脂肪酸があります。
短鎖脂肪酸は、腸から吸収されてヒトの
エネルギーの蓄積・消費を調整する機能が
あるとされます。
この短鎖脂肪酸が全身の脂肪細胞へ送ら
れると、脂肪細胞は短鎖脂肪酸を感知して
栄養分の取り込みを止めます。
これで脂肪が過剰に溜まるのを防いでくれ
ます。短鎖脂肪酸は、脂肪の蓄えを抑えて
消費を増やすという両面で肥満を防ぎます。
短鎖脂肪酸のとり方
短鎖脂肪酸を経口摂取した場合では、すぐ
に吸収・分解されてしまうので、腸内細菌に
短鎖脂肪酸を作らせる必要があります。
食事によりやせ菌を育てるためのエサを
とることになります。
ヤセ菌を育てるのに有効な食物
それは「水溶性食物繊維」が含まれる食物です。
水溶性食物繊維はその名のとおり水に溶けや
すい性質を持っている食物繊維のこと。
水溶性食物繊維が豊富な食材としては
切り干し大根
納豆
ごぼう
のり
ひじき
らっきょう
きのこ類
オートミール
など海藻類、根菜類、発酵食品に多いです。
水溶性食物繊維で腸内環境を整えましょう。
脂肪細胞
カラダには2種類の脂肪組織があります。
白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞
白色脂肪細胞は
余分なエネルギーを脂肪として蓄え肥満の
原因となります。
部位としては、腹回り、尻、背中、内臓回り
褐色脂肪細胞は
脂肪を燃焼させて熱を発生させる。
ミトコンドリアが多く、脂肪を熱エネルギー
に変える働きをします。
部位としては、首の後ろ、肩甲骨の下部
個人差があるようですが、褐色細胞は成人
期にはほとんど失われ、白色細胞が増えて
いくようです。
そこで、中年になるとやせにくくなるという
ことが起きるわけです。
夢のダイエット薬!? 貼るだけで脂肪燃焼
米の大学が開発、マウスの実験で20%減
今年の9月、このようなニュースがテレビで
紹介されました。
ニュースによりますと、白色細胞を減らし
褐色細胞を増やす方法として、
ロシグリタゾン(糖尿病治療薬)などの成分を
白色細胞内に注入すれば、白色細胞が褐色
細胞に変わることはわかっていたが、効果的
に注入する方法がなかった。
そこで、超微細技術を利用して、成分を直接
白色細胞に届ける方法を開発したということ
です。
超極細の粒子に薬の成分を入れ、同じく
スキンパッチに埋めた極細の針を通して薬を
白色細胞に届かせ、白色細胞を褐色細胞に
変えるというものです。
皮下脂肪を落とすので、部分やせも可能の
ようです。
まだ、実用化には時間がかかるそうです。
そこで、当分の間は褐色脂肪細胞を活性化
させていくことが大事になります。
食べ物
青魚(EPA,DHA)、唐辛子(カプサイシン)
運動
水泳、ジョギング
が効果あるそうです。
まとめ
ダイエットは、腸内環境のことを考えて
行わなければいけないということになります。
それと、発酵食品など日本食の見直しですね。
生活のリズムが崩れたり、食生活が乱れ
たりすると腸内細菌は変化をしてヤセ菌
が減ってしまうということからも
結局、生活習慣と食習慣が大事ということ
になります。
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