宇宙で何食べる?
- 2020/11/25
- 12:00
宇宙で何食べる?

(ニュース映像より)
「アメリカの民間企業スペースXの宇宙船
クルードラゴン1号機が、日本人宇宙飛行士
の野口聡一さんと、米国人宇宙飛行士らを
乗せて日本時間の16日に打ち上げられ
17日、国際宇宙ステーションにドッキング
しました。
野口さんたちは、これからおよそ6か月
滞在し、科学実験などを行うことになって
います。」
このニュースだけだったら
「半年も大変ですね、頑張ってください。」で
終わってましたが
次ぎの話を聞いてまた違った興味が出て
きました。
「スペースからあげクン」も
いっしょに宇宙へ
宇宙ステーションに持ち込まれる宇宙食の
中に、ローソンが開発した
「スペースからあげクン」があります。
これは、ローソンの看板商品である
「からあげクン」の味を再現し
フリーズドライ化したもので、開封して
そのまま食べられるようになっている
そうです。
個人的には
宇宙に行くこともないので、宇宙食と
言ったら栄養重視でチューブから絞り出し
たり、レトルト食のような味気ないものと
思い込んでいましたが
実際は、進化しているようです。
宇宙食の条件
宇宙食が満たすべき要素は大きく次のよう
になります。
長期保存が可能であること
地上から宇宙船へ頻繁に物資を運ぶことが
できない。
従って、宇宙船の内部に食品を保存する
必要がある。
できるだけ軽量であること
宇宙船に積載する貨物の重量は限られて
いるため。
強い臭気を伴わないこと
船内は密閉されており、換気ができない。
また、脱臭装置の能力に限界があるため。
飛散しない
宇宙船内部には、宇宙での活動や生命維持
に必要不可欠な機器が数多く設置されて
いる。
容易に砕けたり液体が飛び散るような食品
は、それらの機器を破損させる恐れがある。
また、後片付けに費やす時間と手間が増え
他の活動を妨げる可能性もある。
従って、食品が飛散しないよう加工する
必要がある。
栄養価が優れていること
宇宙食のみを飲食することになるため
栄養のバランスに注意が払われる。
また狭い船内でストレスを被らないよう
デザート等の娯楽要素も求められる。
温度変化や衝撃に耐えること
特別な調理器具を必要としないこと
Wikipedia 「宇宙食」 より
いろいろ制約があるなか、いかに美味しく
楽しめる食事にするかが大事になるよう
です。
以上は、宇宙ステーション内での食事と
いう想定ですが、月や火星などに行った
場合はどうなるのでしょうか?
映画「オデッセイ」では
「オデッセイ」は、2015年の米国SF映画で
2年ぐらい前にTVで見ました。
火星にたった一人置き去りにされた
宇宙飛行士を救いだすという話でした。
あくまで映画上のストーリーですが
火星に残された宇宙飛行士は
残置された「ジャガイモ」を発見し
それをもとにジャガイモを栽培する
ことに成功していました。
しかし、火星の砂嵐だったかで
気圧系統が破壊され、ジャガイモ畑は
ダメになり、自分も九死に一生を得ます。
ジャガイモがダメになったことで
食料が心配になります。
つまり、将来にわたって得られるものが
なくなるので、補給品として当初持ち
込んだ食料と収穫していたジャガイモ
のみが命の糧となります。
収穫済みのジャガイモを数え、あと何日分
あるかという場面は、自分はあと何日生き
られるかという生存可能日数を確認する
ことでもあり、この場面は妙に記憶に残っ
ています。
宇宙ではリサイクルが必要
火星で酸素、水、食料を供給するには
NHK 地球ドラマチック
「火星移住計画への道」 より
ここからは映画の話ではなく、実際に
研究段階の話になります。
鍵を握るのは
スピルリナという藻の仲間
スピルリナは大量の酸素を作ることができ
ます。
宇宙飛行士が出す大量の二酸化炭素や糞尿
台所のゴミなどを回収して、それらを変換さ
せ植物(トマト、ビーンズ、レタスなど)の
栽培に利用します。
栽培した植物は食料になり、同時に植物は
光合成で酸素を生成します。
また、水も作り出せます。
密閉された空間に小さな地球のような
人工的な生態系を作ることになるようです。
スピルリナが生成する酸素のおかげで
密閉装置の中で元気にしているラットの
実験の様子が紹介されていました。
火星にはいつごろ行ける?
スペースX社のイーロン・マスク氏は
「40年から100年後には、人類は火星で自立
した生活ができるようになるはず」
と言っています。
信じるか信じないかは別にして
火星に人類を送る計画は着実に進行して
いるようです。
そして、人類が火星で最初に食べる
メニューは、何になるのでしょうか?
以上
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(ニュース映像より)
「アメリカの民間企業スペースXの宇宙船
クルードラゴン1号機が、日本人宇宙飛行士
の野口聡一さんと、米国人宇宙飛行士らを
乗せて日本時間の16日に打ち上げられ
17日、国際宇宙ステーションにドッキング
しました。
野口さんたちは、これからおよそ6か月
滞在し、科学実験などを行うことになって
います。」
このニュースだけだったら
「半年も大変ですね、頑張ってください。」で
終わってましたが
次ぎの話を聞いてまた違った興味が出て
きました。
「スペースからあげクン」も
いっしょに宇宙へ
宇宙ステーションに持ち込まれる宇宙食の
中に、ローソンが開発した
「スペースからあげクン」があります。
これは、ローソンの看板商品である
「からあげクン」の味を再現し
フリーズドライ化したもので、開封して
そのまま食べられるようになっている
そうです。
個人的には
宇宙に行くこともないので、宇宙食と
言ったら栄養重視でチューブから絞り出し
たり、レトルト食のような味気ないものと
思い込んでいましたが
実際は、進化しているようです。
宇宙食の条件
宇宙食が満たすべき要素は大きく次のよう
になります。
長期保存が可能であること
地上から宇宙船へ頻繁に物資を運ぶことが
できない。
従って、宇宙船の内部に食品を保存する
必要がある。
できるだけ軽量であること
宇宙船に積載する貨物の重量は限られて
いるため。
強い臭気を伴わないこと
船内は密閉されており、換気ができない。
また、脱臭装置の能力に限界があるため。
飛散しない
宇宙船内部には、宇宙での活動や生命維持
に必要不可欠な機器が数多く設置されて
いる。
容易に砕けたり液体が飛び散るような食品
は、それらの機器を破損させる恐れがある。
また、後片付けに費やす時間と手間が増え
他の活動を妨げる可能性もある。
従って、食品が飛散しないよう加工する
必要がある。
栄養価が優れていること
宇宙食のみを飲食することになるため
栄養のバランスに注意が払われる。
また狭い船内でストレスを被らないよう
デザート等の娯楽要素も求められる。
温度変化や衝撃に耐えること
特別な調理器具を必要としないこと
Wikipedia 「宇宙食」 より
いろいろ制約があるなか、いかに美味しく
楽しめる食事にするかが大事になるよう
です。
以上は、宇宙ステーション内での食事と
いう想定ですが、月や火星などに行った
場合はどうなるのでしょうか?
映画「オデッセイ」では
「オデッセイ」は、2015年の米国SF映画で
2年ぐらい前にTVで見ました。
火星にたった一人置き去りにされた
宇宙飛行士を救いだすという話でした。
あくまで映画上のストーリーですが
火星に残された宇宙飛行士は
残置された「ジャガイモ」を発見し
それをもとにジャガイモを栽培する
ことに成功していました。
しかし、火星の砂嵐だったかで
気圧系統が破壊され、ジャガイモ畑は
ダメになり、自分も九死に一生を得ます。
ジャガイモがダメになったことで
食料が心配になります。
つまり、将来にわたって得られるものが
なくなるので、補給品として当初持ち
込んだ食料と収穫していたジャガイモ
のみが命の糧となります。
収穫済みのジャガイモを数え、あと何日分
あるかという場面は、自分はあと何日生き
られるかという生存可能日数を確認する
ことでもあり、この場面は妙に記憶に残っ
ています。
宇宙ではリサイクルが必要
火星で酸素、水、食料を供給するには
NHK 地球ドラマチック
「火星移住計画への道」 より
ここからは映画の話ではなく、実際に
研究段階の話になります。
鍵を握るのは
スピルリナという藻の仲間
スピルリナは大量の酸素を作ることができ
ます。
宇宙飛行士が出す大量の二酸化炭素や糞尿
台所のゴミなどを回収して、それらを変換さ
せ植物(トマト、ビーンズ、レタスなど)の
栽培に利用します。
栽培した植物は食料になり、同時に植物は
光合成で酸素を生成します。
また、水も作り出せます。
密閉された空間に小さな地球のような
人工的な生態系を作ることになるようです。
スピルリナが生成する酸素のおかげで
密閉装置の中で元気にしているラットの
実験の様子が紹介されていました。
火星にはいつごろ行ける?
スペースX社のイーロン・マスク氏は
「40年から100年後には、人類は火星で自立
した生活ができるようになるはず」
と言っています。
信じるか信じないかは別にして
火星に人類を送る計画は着実に進行して
いるようです。
そして、人類が火星で最初に食べる
メニューは、何になるのでしょうか?
以上
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