タツノオトシゴ 再び
- 2020/07/23
- 12:00
タツノオトシゴ 再び
最近のヤフーニュースで
「タツノオトシゴ養殖へ
新産業開発振興機構(静岡)が事業化
強壮剤など販路開拓支援」
というニュースが配信されていました。
これは、
静岡商工会議所の外郭団体、新産業開発振興
機構が東海大海洋学部と共同研究している
静岡市清水区三保の地下海水を利用した
タツノオトシゴの陸上養殖を
民間企業(東京都)に技術移転して事業化に
乗り出し、漢方薬の原料となる
タツノオトシゴの養殖システムの構築、販売
を目指すというものです。
タツノオトシゴの話題が出ましたので
本ブログの過去のタツノオトシゴの記事か
ら再紹介します。
タツノオトシゴとは
「トゲウオ目ヨウジウオ科」の魚です。
体長1cm~35cm
寿命3~4年(10年以上生きるものも)
種類は40種類以上あるそうです。
タツノオトシゴ人気のわけ
_convert_20190311214318.jpg)
恋愛成就のシンボル
オスとメスが向かい合う姿がハート型に
見えるため、恋愛成就にご利益があると
いわれています。
究極のイクメン
タツノオトシゴのメスは、タマゴをオスの
お腹にある育児のうにあずけます。
タマゴをあずかったオスは、出産まで育児
のうで大切にタマゴを育てて、ふ化を待ち
ます。 数週間から1か月ほどで出産となり
ます。
「竜の落とし子」
“竜の子”を連想させる。
干支の「辰」に合わせて
12年に1度は、必ずブームになります。
タツノオトシゴはなぜタテに泳ぐ?
タツノオトシゴの先祖は横に泳いていた
そうです。 しかし、小さいため横に泳いで
いると、簡単に魚に飲み込まれてしまうた
め、進化の過程で飲み込まれ難くするため
顔は前を向いたまま、体を縦にするように
なったそうです。
タツノオトシゴの仲間
「イトコ」と「ハトコ」も
タツノオトシゴ → 北海道より南
イトコ → 房総半島より南の太平洋側
ハトコ → 沖縄近海
に生息しています。
生息地では、タツノオトシゴとイトコは
重なりますが
タツノオトシゴは浅瀬、イトコは水深20m
ほどの場所にいるため、3種が同時に会う
ことはほとんどないようです。
※ タツノオトシゴ、イトコ、ハトコの名称
「タツノオトシゴ」は、1913年(大正2年)に
日本で分類図鑑を作成する際に、名付けら
れた名前
「タツノイトコ」は、「タツノオトシゴ」と
「いとこ同士みたいなもの」ということから
採用された名前
「タツノハトコ」は、1993年(平成5年)に日本
で初めて西表島で発見され、「イトコ」の次
だから「ハトコ」という流れから、名付けら
れたようです。
この項 「動物のトリビア」より
絶滅の危惧
海水温の上昇や水質の悪化による、海藻や
サンゴの減少で、絶滅が危惧される種も
あるといいます。
また、漢方薬に使用するための乱獲も
タツノオトシゴ減少の一因になっている
ようです。
タツノオトシゴの養殖
2005年に、世界的にも珍しい完全養殖に
成功しました。
鹿児島県南九州市「タツノオトシゴハウス」
で養殖をしています。
(以前、CMのロケ地にもなり、観光スポットに
もなっています。)
年間約5000匹を養殖して、出荷している
そうです。
野生(天然)のタツノオトシゴは、飼育のため
に水槽に移すと、エサを食べないとか、病気
になりやすいなどの問題がありましたが
養殖が成功したことで、これらの問題が解消
され、ペットとして人気になりました。
一番小さな黒っぽいのが1匹 3000円
一番大きなタツノオトシゴは 1万5000円
ということです。
さらに
タツノオトシゴが漢方薬に
タツノオトシゴは、漢方薬の材料として
とても貴重です。
疲労回復などの効果がある海馬補腎丸
(かいまほじんがん)という漢方薬に含まれ
ます。 漢方薬としての需要も多いのです。
癒しペットとして飼育してもいいし、繁殖
させて一攫千金もいいかもしれません。
タツノオトシゴハウスについては、下記より
確認願います。
観光養殖場タツノオトシゴハウス
(「NHK所さん!大変ですよ」「TBS Nスタ」の
情報を基にまとめたものです。)
以上
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最近のヤフーニュースで
「タツノオトシゴ養殖へ
新産業開発振興機構(静岡)が事業化
強壮剤など販路開拓支援」
というニュースが配信されていました。
これは、
静岡商工会議所の外郭団体、新産業開発振興
機構が東海大海洋学部と共同研究している
静岡市清水区三保の地下海水を利用した
タツノオトシゴの陸上養殖を
民間企業(東京都)に技術移転して事業化に
乗り出し、漢方薬の原料となる
タツノオトシゴの養殖システムの構築、販売
を目指すというものです。
タツノオトシゴの話題が出ましたので
本ブログの過去のタツノオトシゴの記事か
ら再紹介します。
タツノオトシゴとは
「トゲウオ目ヨウジウオ科」の魚です。
体長1cm~35cm
寿命3~4年(10年以上生きるものも)
種類は40種類以上あるそうです。
タツノオトシゴ人気のわけ
_convert_20190311214318.jpg)
恋愛成就のシンボル
オスとメスが向かい合う姿がハート型に
見えるため、恋愛成就にご利益があると
いわれています。
究極のイクメン
タツノオトシゴのメスは、タマゴをオスの
お腹にある育児のうにあずけます。
タマゴをあずかったオスは、出産まで育児
のうで大切にタマゴを育てて、ふ化を待ち
ます。 数週間から1か月ほどで出産となり
ます。
「竜の落とし子」
“竜の子”を連想させる。
干支の「辰」に合わせて
12年に1度は、必ずブームになります。
タツノオトシゴはなぜタテに泳ぐ?
タツノオトシゴの先祖は横に泳いていた
そうです。 しかし、小さいため横に泳いで
いると、簡単に魚に飲み込まれてしまうた
め、進化の過程で飲み込まれ難くするため
顔は前を向いたまま、体を縦にするように
なったそうです。
タツノオトシゴの仲間
「イトコ」と「ハトコ」も
タツノオトシゴ → 北海道より南
イトコ → 房総半島より南の太平洋側
ハトコ → 沖縄近海
に生息しています。
生息地では、タツノオトシゴとイトコは
重なりますが
タツノオトシゴは浅瀬、イトコは水深20m
ほどの場所にいるため、3種が同時に会う
ことはほとんどないようです。
※ タツノオトシゴ、イトコ、ハトコの名称
「タツノオトシゴ」は、1913年(大正2年)に
日本で分類図鑑を作成する際に、名付けら
れた名前
「タツノイトコ」は、「タツノオトシゴ」と
「いとこ同士みたいなもの」ということから
採用された名前
「タツノハトコ」は、1993年(平成5年)に日本
で初めて西表島で発見され、「イトコ」の次
だから「ハトコ」という流れから、名付けら
れたようです。
この項 「動物のトリビア」より
絶滅の危惧
海水温の上昇や水質の悪化による、海藻や
サンゴの減少で、絶滅が危惧される種も
あるといいます。
また、漢方薬に使用するための乱獲も
タツノオトシゴ減少の一因になっている
ようです。
タツノオトシゴの養殖
2005年に、世界的にも珍しい完全養殖に
成功しました。
鹿児島県南九州市「タツノオトシゴハウス」
で養殖をしています。
(以前、CMのロケ地にもなり、観光スポットに
もなっています。)
年間約5000匹を養殖して、出荷している
そうです。
野生(天然)のタツノオトシゴは、飼育のため
に水槽に移すと、エサを食べないとか、病気
になりやすいなどの問題がありましたが
養殖が成功したことで、これらの問題が解消
され、ペットとして人気になりました。
一番小さな黒っぽいのが1匹 3000円
一番大きなタツノオトシゴは 1万5000円
ということです。
さらに
タツノオトシゴが漢方薬に
タツノオトシゴは、漢方薬の材料として
とても貴重です。
疲労回復などの効果がある海馬補腎丸
(かいまほじんがん)という漢方薬に含まれ
ます。 漢方薬としての需要も多いのです。
癒しペットとして飼育してもいいし、繁殖
させて一攫千金もいいかもしれません。
タツノオトシゴハウスについては、下記より
確認願います。
観光養殖場タツノオトシゴハウス
(「NHK所さん!大変ですよ」「TBS Nスタ」の
情報を基にまとめたものです。)
以上
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