認知症最新予防法
- 2019/10/18
- 12:00
認知症最新予防法
認知症は、その原因など多くのことが
わかっていないため、予防方法の確立が
いまだなされず、世界中で予防改善の研究
が行われているといわれます。
「たけしの家庭の医学」TV朝日(2019.10.15)
「認知症2つの最新予防法SP」と題する放送
について簡単に紹介します。
認知症の原因

これまで認知症の原因は
脳に溜まるアミロイドベータという物質や
海馬といわれる場所の萎縮などとされてき
ましたが
最近、注目されているのが脳の表面を覆っ
ている部分(灰白質)です。
国立循環器病研究センター
脳神経内科部長
猪原 匡史 先生 の話
脳の表面を覆う、脳の機能を維持している
場所の神経細胞の塊りが薄くなるというこ
とが機能低下につながり
加齢などが原因で減り始めている人は
近い将来、認知症を発症する可能性が高い
といわれます。
それでは、どうやったら
神経細胞が減っているかがわかるのか?
認知症の新しいサインは
恐怖を感じた時のある行動
身の危険、恐怖を感じた時の行動を
見れば、脳の神経細胞が減り始めているか
どうか推測できるそうです。
番組では、60~70代の男女9人で検証しま
した。
場所は、東京の豊島園の「お化け屋敷」を
貸し切って実施しました。
お化け屋敷での参加者の行動結果は大きく
分けて5つになります。
①恐怖を楽しむ
②あきらめてリタイアする
③隠れながら大絶叫と号泣
④恐怖に対して威嚇する
⑤恐怖の中でも動じない
以上のどの行動が脳の神経細胞の減少と
関係し認知症を発症するリスクなのか?
被験者の皆さんの脳をMRIで検査した結果
脳の神経細胞に減少の兆しが確認された
方がいました。
(正常値より約12%神経細胞が減少)
そして、その方のお化け屋敷での行動は
「すぐにあきらめてリタイアする」 でした。
他には、リタイアした人はいませんでした。
「恐怖に対してあきらめる」 ことは
↓
脳の神経細胞の減少と関係が考えられます。
脳の神経細胞の中でも、意欲ややる気を司る
部分(側坐核)が特に減少しやすいため
身の危険や恐怖を感じた時、すぐにあきらめ
てしまうのだといいます。
普段の生活でも、家事などをするのが億劫
になってきたと感じる方は要注意です。
神経細胞が、減少し始めているかもしれま
せん。
・新しいことを学ぶ気持ちがない
・物事に打ち込めない
・すぐにあきらめてしまう
など
意欲が低下している人は、脳の神経細胞が
減少している可能性があるということが
最新の研究でわかってきました。

減少している場所は、脳の表面にある灰白質
という写真の赤く示してある部分で
灰白質が委縮すると、意欲が低下するという
症状が出てきて、それが認知症のサインの
ひとつであることがわかってきたそうです。
体型からわかる認知症リスク
お化け屋敷にはなかなか行けませんので
将来、認知症になるリスクが高いかどうか
自分の体型でもわかるようです。
体型がリンゴ型だと認知症になるリスク高
リンゴ体型 = お腹がポッコリ出ている
↓
お腹に内臓脂肪がたまっているということ
になります。
悪役、内臓脂肪の働き
内臓脂肪では、炎症物質(サイトカイン)が
作られ体内に放出されます。
これが脳にたどり着くと、真っ先に表面の
神経細胞を攻撃します。
その結果、神経細胞が減り認知症のリスクが
高まります。
どのくらいのポッコリお腹が認知症に
なりやすい?
ヒップよりウェストが大きいと
灰白質が減って、認知症になる危険性が
高くなるといいます。
認知症になりやすい目安
ウェスト÷ヒップ=
男性 1.0以上
女性 0.9以上
認知症の危険性が高まります。
※ 健康診断でも、メタボでの腹囲測定は
ありますが、ヒップの測定はないので
番組では、ビニールひもを適当に切り
お尻の一番大きい部分に巻き付けて結び
ひもをそのままお腹の上まで持ち上げて
お腹をスルリと通れば → セーフ
お腹に引っかかる → アウト
(認知症リスクあり)
としていました。
灰白質を増加・維持して認知症を予防する
最新法
キーワードは脳の血流量
脳の血流量を増加して、神経細胞を刺激
することが重要になります。
運動(有酸素運動)でも脳の血流量を増や
して脳を活性化することが可能ですが
番組では、血流効果のより高いサウナを
紹介していました。
食べ物による予防効果
今まで、認知症予防に効果があるといわれる
食品としては
タマゴ
タマゴに含まれる「コリン」という成分が
神経伝達物質を作り脳機能の改善を促し
認知症予防にも効果があるといわれてい
ます。
カレー
カレーに含まれるクルクミンには、脳の
老廃物を排出する働きがあります。
かんきつ類
かんきつ類を多く食べている人は、認知症の
リスクが15%低いというデータがあります。
成分の1つのノビレチンが脳の神経細胞に
効果があると考えられています。
マウスを使った実験で、ノビレチンが脳の
神経細胞同士をつなぐ突起を成長させる
ことが明らかになっています。
脳内の情報伝達が密になることで、認知症
予防が期待できるようです。
番組では、ノビレチンの含有量の多い沖縄
のシークヮーサーを紹介していました。

※ 青い時期のシークヮーサーの方が
熟したシークヮーサーより、約2.5倍の
ノビレチンが含まれるため

シークヮーサージュースを選ぶ場合は
「青切り」果実使用とか、「九月収穫」果実
使用と書かれた果汁100%のものを選ぶと
より効率的にノビレチンを摂取すること
ができます。
以上
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認知症は、その原因など多くのことが
わかっていないため、予防方法の確立が
いまだなされず、世界中で予防改善の研究
が行われているといわれます。
「たけしの家庭の医学」TV朝日(2019.10.15)
「認知症2つの最新予防法SP」と題する放送
について簡単に紹介します。
認知症の原因

これまで認知症の原因は
脳に溜まるアミロイドベータという物質や
海馬といわれる場所の萎縮などとされてき
ましたが
最近、注目されているのが脳の表面を覆っ
ている部分(灰白質)です。
国立循環器病研究センター
脳神経内科部長
猪原 匡史 先生 の話
脳の表面を覆う、脳の機能を維持している
場所の神経細胞の塊りが薄くなるというこ
とが機能低下につながり
加齢などが原因で減り始めている人は
近い将来、認知症を発症する可能性が高い
といわれます。
それでは、どうやったら
神経細胞が減っているかがわかるのか?
認知症の新しいサインは
恐怖を感じた時のある行動
身の危険、恐怖を感じた時の行動を
見れば、脳の神経細胞が減り始めているか
どうか推測できるそうです。
番組では、60~70代の男女9人で検証しま
した。
場所は、東京の豊島園の「お化け屋敷」を
貸し切って実施しました。
お化け屋敷での参加者の行動結果は大きく
分けて5つになります。
①恐怖を楽しむ
②あきらめてリタイアする
③隠れながら大絶叫と号泣
④恐怖に対して威嚇する
⑤恐怖の中でも動じない
以上のどの行動が脳の神経細胞の減少と
関係し認知症を発症するリスクなのか?
被験者の皆さんの脳をMRIで検査した結果
脳の神経細胞に減少の兆しが確認された
方がいました。
(正常値より約12%神経細胞が減少)
そして、その方のお化け屋敷での行動は
「すぐにあきらめてリタイアする」 でした。
他には、リタイアした人はいませんでした。
「恐怖に対してあきらめる」 ことは
↓
脳の神経細胞の減少と関係が考えられます。
脳の神経細胞の中でも、意欲ややる気を司る
部分(側坐核)が特に減少しやすいため
身の危険や恐怖を感じた時、すぐにあきらめ
てしまうのだといいます。
普段の生活でも、家事などをするのが億劫
になってきたと感じる方は要注意です。
神経細胞が、減少し始めているかもしれま
せん。
・新しいことを学ぶ気持ちがない
・物事に打ち込めない
・すぐにあきらめてしまう
など
意欲が低下している人は、脳の神経細胞が
減少している可能性があるということが
最新の研究でわかってきました。

減少している場所は、脳の表面にある灰白質
という写真の赤く示してある部分で
灰白質が委縮すると、意欲が低下するという
症状が出てきて、それが認知症のサインの
ひとつであることがわかってきたそうです。
体型からわかる認知症リスク
お化け屋敷にはなかなか行けませんので
将来、認知症になるリスクが高いかどうか
自分の体型でもわかるようです。
体型がリンゴ型だと認知症になるリスク高
リンゴ体型 = お腹がポッコリ出ている
↓
お腹に内臓脂肪がたまっているということ
になります。
悪役、内臓脂肪の働き
内臓脂肪では、炎症物質(サイトカイン)が
作られ体内に放出されます。
これが脳にたどり着くと、真っ先に表面の
神経細胞を攻撃します。
その結果、神経細胞が減り認知症のリスクが
高まります。
どのくらいのポッコリお腹が認知症に
なりやすい?
ヒップよりウェストが大きいと
灰白質が減って、認知症になる危険性が
高くなるといいます。
認知症になりやすい目安
ウェスト÷ヒップ=
男性 1.0以上
女性 0.9以上
認知症の危険性が高まります。
※ 健康診断でも、メタボでの腹囲測定は
ありますが、ヒップの測定はないので
番組では、ビニールひもを適当に切り
お尻の一番大きい部分に巻き付けて結び
ひもをそのままお腹の上まで持ち上げて
お腹をスルリと通れば → セーフ
お腹に引っかかる → アウト
(認知症リスクあり)
としていました。
灰白質を増加・維持して認知症を予防する
最新法
キーワードは脳の血流量
脳の血流量を増加して、神経細胞を刺激
することが重要になります。
運動(有酸素運動)でも脳の血流量を増や
して脳を活性化することが可能ですが
番組では、血流効果のより高いサウナを
紹介していました。
食べ物による予防効果
今まで、認知症予防に効果があるといわれる
食品としては
タマゴ
タマゴに含まれる「コリン」という成分が
神経伝達物質を作り脳機能の改善を促し
認知症予防にも効果があるといわれてい
ます。
カレー
カレーに含まれるクルクミンには、脳の
老廃物を排出する働きがあります。
かんきつ類
かんきつ類を多く食べている人は、認知症の
リスクが15%低いというデータがあります。
成分の1つのノビレチンが脳の神経細胞に
効果があると考えられています。
マウスを使った実験で、ノビレチンが脳の
神経細胞同士をつなぐ突起を成長させる
ことが明らかになっています。
脳内の情報伝達が密になることで、認知症
予防が期待できるようです。
番組では、ノビレチンの含有量の多い沖縄
のシークヮーサーを紹介していました。

※ 青い時期のシークヮーサーの方が
熟したシークヮーサーより、約2.5倍の
ノビレチンが含まれるため

シークヮーサージュースを選ぶ場合は
「青切り」果実使用とか、「九月収穫」果実
使用と書かれた果汁100%のものを選ぶと
より効率的にノビレチンを摂取すること
ができます。
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