バナナが大変です
- 2019/09/06
- 18:20
バナナが大変です
バナナが食べられなくなる?
南米コロンビアで非常事態宣言
最近のニュース
「新パナマ病」が南米のコロンビアにまで
拡大、コロンビア農牧院は、2019年8月8日
非常事態宣言を発令した。
南米で「新パナマ病」が確認された事例は
これが初めてということです。
バナナを襲う脅威の病
「パナマ病」とは
カビの一種に感染し、バナナの木ごと枯れ
農園全体にまん延します。
そのワケはバナナの「栽培方法」にあり
品種改良を行ってきた現在のバナナには
種がありません。
新芽を移植する「株分け」という方法で
栽培します。
この方法だと、同じ遺伝子を持つために
同じ病気に弱く、一気に感染が拡大します。
「パナマ病」から「新パナマ病」へ
「パナマ病」とは
1950年代に中米パナマで確認され、世界中に
広まったバナナの病気。 つる割れ病の一種。
フザリウム属の真菌が根から侵入し、導管を
通って広がる。 感染した株は維管束が破壊
され、立ち枯れを起こす。 当時、バナナ栽培
の主流だったグロスミッチェル種は壊滅的
な被害を受け、パナマ病に耐性のある
キャベンディッシュ種が広く栽培される
ようになった。
「新パナマ病」とは
1990年に台湾で確認され、中国・東南アジア
オーストラリア・中東・アフリカなどに広が
っているバナナの病気。
TR4と呼ばれるフザリウム属の真菌が根から
侵入し、導管を通って広がり、維管束を破壊し
立ち枯れを起こす。
1950年代に発生したパナマ病に耐性のある
キャベンディッシュ種のバナナに感染する。
(デジタル大辞泉)より
「新パナマ病」の脅威
感染力の強い“新たなカビ”
少しでも感染した土が入ると、急速に
カビが繁殖し、約40年間はバナナを植える
ことができない。
他の土地に入らないように徹底管理する
ことが必要になります。
さらに、新たな品種は?
グロスミッチェル種
↓
キャベンディッシュ種
↓
「現状では、ない」
そうです。
輸入業者も悲鳴
スーパーのバナナ売り場を見ればわかり
ますが、日本がバナナを輸入している国は
ほとんどフィリピンです。
そして、ここ数年の「新パナマ病」への
リスク回避のため、エクアドルやメキシコ
など中米からの輸入を増やしはじめた
ところでの、コロンビアでの事態発生という
ことで業者も困惑しているようです。
病気に耐えうる、新たなバナナの品種はない
ということですので
最悪の場合
何年か先、スーパーのバナナ売り場には
今のバナナとは違う色、違う形のバナナが
大量に並んでいるかもしれません。
TBS「あさチャン!」(2019.9.3)を基に
まとめたものです。
以上
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南米コロンビアで非常事態宣言
最近のニュース
「新パナマ病」が南米のコロンビアにまで
拡大、コロンビア農牧院は、2019年8月8日
非常事態宣言を発令した。
南米で「新パナマ病」が確認された事例は
これが初めてということです。
バナナを襲う脅威の病
「パナマ病」とは
カビの一種に感染し、バナナの木ごと枯れ
農園全体にまん延します。
そのワケはバナナの「栽培方法」にあり
品種改良を行ってきた現在のバナナには
種がありません。
新芽を移植する「株分け」という方法で
栽培します。
この方法だと、同じ遺伝子を持つために
同じ病気に弱く、一気に感染が拡大します。
「パナマ病」から「新パナマ病」へ
「パナマ病」とは
1950年代に中米パナマで確認され、世界中に
広まったバナナの病気。 つる割れ病の一種。
フザリウム属の真菌が根から侵入し、導管を
通って広がる。 感染した株は維管束が破壊
され、立ち枯れを起こす。 当時、バナナ栽培
の主流だったグロスミッチェル種は壊滅的
な被害を受け、パナマ病に耐性のある
キャベンディッシュ種が広く栽培される
ようになった。
「新パナマ病」とは
1990年に台湾で確認され、中国・東南アジア
オーストラリア・中東・アフリカなどに広が
っているバナナの病気。
TR4と呼ばれるフザリウム属の真菌が根から
侵入し、導管を通って広がり、維管束を破壊し
立ち枯れを起こす。
1950年代に発生したパナマ病に耐性のある
キャベンディッシュ種のバナナに感染する。
(デジタル大辞泉)より
「新パナマ病」の脅威
感染力の強い“新たなカビ”
少しでも感染した土が入ると、急速に
カビが繁殖し、約40年間はバナナを植える
ことができない。
他の土地に入らないように徹底管理する
ことが必要になります。
さらに、新たな品種は?
グロスミッチェル種
↓
キャベンディッシュ種
↓
「現状では、ない」
そうです。
輸入業者も悲鳴
スーパーのバナナ売り場を見ればわかり
ますが、日本がバナナを輸入している国は
ほとんどフィリピンです。
そして、ここ数年の「新パナマ病」への
リスク回避のため、エクアドルやメキシコ
など中米からの輸入を増やしはじめた
ところでの、コロンビアでの事態発生という
ことで業者も困惑しているようです。
病気に耐えうる、新たなバナナの品種はない
ということですので
最悪の場合
何年か先、スーパーのバナナ売り場には
今のバナナとは違う色、違う形のバナナが
大量に並んでいるかもしれません。
TBS「あさチャン!」(2019.9.3)を基に
まとめたものです。
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