ニオイいろいろ
- 2019/04/23
- 16:00
ニオイいろいろ
4月も下旬になり、夏日の日もでてきて
服装も軽快になりました。
そうなると気になってくるのがニオイ
(体臭)です。
ニオイもいろいろあり、昔は聞かなかった
言葉もあります。
今回は、そんなニオイを表わす言葉を中心
に紹介します。
加齢臭
中高年に特有の体臭で、加齢とともに増加
します。 皮脂中に脂肪酸が増え
ノネナール(C9H16O)という物質ができる
ことが原因とされ、俗に、おやじ臭とも呼ば
れます。
「デジタル大辞泉」より
言葉としていつ頃から使われたかですが
「Wikipedia」によると
「1999年に化粧品会社資生堂の研究員らに
より、高齢者の体臭の原因のひとつが
ノネナールであると発表され、加齢により
体臭も変化するという概念を示す言葉と
して命名された。」とあります。
今では、普通に聞く言葉ですが、私などは
初めて聞いたときは、食べ物のカレーの
ニオイかと勘違いしたほどです。
ミドル脂臭
30~40代の男性に特有の体臭のことです。
2013年11月、株式会社マンダムが、世界で
初めてこの体臭の原因物質を「ジアセチル」
と突き止め、ミドル脂臭と命名し
「ノネナール」を原因物質とし、50代以降に
主に発生する「加齢臭」とは違うものである
ことを示しました。
ジアセチルは、汗に含まれる乳酸が頭部など
に存在するブドウ球菌によって、分解・生成
される有機化合物で、廃油やバターのような
ニオイがします。
「知恵蔵mini」より
男脂臭
「年頃男子のニオイ」ということで
P&Gが販売する柔軟剤「レノア」のCM
(マツコ・デラックスが出演している)で使わ
れました。
ここまでだと、ニオイは男性の問題と思われ
ますが、女性もあります。
オトナ臭
「中年女性の加齢臭」
現在、ロート製薬の制汗剤のCMで使われて
います。
加齢臭は、男性だけではなく女性も同じよう
に発生します。
ロート製薬の調査では
「年齢とともに体臭が変わってきた気がする」
「におっていないか不安」と回答した女性が
約8割で、女性でも年齢と共に「加齢臭」を気に
する人がいるということです。
以上のように、男女を問わず各年代毎に
それぞれニオイがあるということになり
ます。
ただ、唯一の例外があります。
若い女性のニオイは「スウィート臭」
これもロート製薬の研究ですが
加齢に伴う女性の体臭変化に関して研究を
行ったところ、女性には
「若い頃特有の甘いニオイ」が存在し、それは
年齢(30代以降)とともに減少していき、曲り
角は35歳付近にあること、そして、その正体
は「ラクトンC10/ラクトンC11」という成分
であることを見出したそうです。
アルパカのラアル君は
若い女性のニオイが好き?

以前、TV朝日モーニングショーで見た内容
です。
兵庫県淡路島で、来場者に「キス」をしてくれ
るアルパカが大人気となっているそうです。
淡路島にある、人気観光スポット
「のじまスコーラ」の屋外スペースに
アルパカのラアルくんがいる
「のじま動物園」があります。
「ラアルくん」は、オス5歳で、人間で言えば
「20歳ぐらい」だといいます。
のじまスコーラの紹介は、こちらより
「のじまスコーラ」ホームページ
「ラアルくん」は誰にでもキスをしません
ラアルくんは何を基準に「キスする相手」
を選んでいるのか?
ラアルくんがキスをするのは「若い女性」が
ほとんどで、「男性にはほぼしてくれない」
そうです。
番組で実験したところ
女装をした男性 → ×
男装をした女性 → 〇
以上から、ラアルくんは、男女を
「見分けている」のではないことになります。
ここで、先ほどのロート製薬の研究結果の
若い女性の体からは「ラクトン」と呼ばれる
甘い香りのする成分が出ていて、ラアルくん
は、それに反応しているのではないか?
という仮説が立てられました。
検証
ラクトンを肌につけた男性 → 〇
この結果、ラアルくんは「嗅覚」によって
対象を区別している可能性のあることが
判明しました。
ただ、これには「芸を教えた飼育員さんが
若い女性で、そのニオイを慕って寄ってくる
のでは」という他説もあります。
この説に従えば、加齢臭プンプンのオジサン
が芸を教えたら、加齢臭が好きでオジサンに
寄っていってしまうことになるので
絵的には面白くないことになりそうです。
以上
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4月も下旬になり、夏日の日もでてきて
服装も軽快になりました。
そうなると気になってくるのがニオイ
(体臭)です。
ニオイもいろいろあり、昔は聞かなかった
言葉もあります。
今回は、そんなニオイを表わす言葉を中心
に紹介します。
加齢臭
中高年に特有の体臭で、加齢とともに増加
します。 皮脂中に脂肪酸が増え
ノネナール(C9H16O)という物質ができる
ことが原因とされ、俗に、おやじ臭とも呼ば
れます。
「デジタル大辞泉」より
言葉としていつ頃から使われたかですが
「Wikipedia」によると
「1999年に化粧品会社資生堂の研究員らに
より、高齢者の体臭の原因のひとつが
ノネナールであると発表され、加齢により
体臭も変化するという概念を示す言葉と
して命名された。」とあります。
今では、普通に聞く言葉ですが、私などは
初めて聞いたときは、食べ物のカレーの
ニオイかと勘違いしたほどです。
ミドル脂臭
30~40代の男性に特有の体臭のことです。
2013年11月、株式会社マンダムが、世界で
初めてこの体臭の原因物質を「ジアセチル」
と突き止め、ミドル脂臭と命名し
「ノネナール」を原因物質とし、50代以降に
主に発生する「加齢臭」とは違うものである
ことを示しました。
ジアセチルは、汗に含まれる乳酸が頭部など
に存在するブドウ球菌によって、分解・生成
される有機化合物で、廃油やバターのような
ニオイがします。
「知恵蔵mini」より
男脂臭
「年頃男子のニオイ」ということで
P&Gが販売する柔軟剤「レノア」のCM
(マツコ・デラックスが出演している)で使わ
れました。
ここまでだと、ニオイは男性の問題と思われ
ますが、女性もあります。
オトナ臭
「中年女性の加齢臭」
現在、ロート製薬の制汗剤のCMで使われて
います。
加齢臭は、男性だけではなく女性も同じよう
に発生します。
ロート製薬の調査では
「年齢とともに体臭が変わってきた気がする」
「におっていないか不安」と回答した女性が
約8割で、女性でも年齢と共に「加齢臭」を気に
する人がいるということです。
以上のように、男女を問わず各年代毎に
それぞれニオイがあるということになり
ます。
ただ、唯一の例外があります。
若い女性のニオイは「スウィート臭」
これもロート製薬の研究ですが
加齢に伴う女性の体臭変化に関して研究を
行ったところ、女性には
「若い頃特有の甘いニオイ」が存在し、それは
年齢(30代以降)とともに減少していき、曲り
角は35歳付近にあること、そして、その正体
は「ラクトンC10/ラクトンC11」という成分
であることを見出したそうです。
アルパカのラアル君は
若い女性のニオイが好き?

以前、TV朝日モーニングショーで見た内容
です。
兵庫県淡路島で、来場者に「キス」をしてくれ
るアルパカが大人気となっているそうです。
淡路島にある、人気観光スポット
「のじまスコーラ」の屋外スペースに
アルパカのラアルくんがいる
「のじま動物園」があります。
「ラアルくん」は、オス5歳で、人間で言えば
「20歳ぐらい」だといいます。
のじまスコーラの紹介は、こちらより
「のじまスコーラ」ホームページ
「ラアルくん」は誰にでもキスをしません
ラアルくんは何を基準に「キスする相手」
を選んでいるのか?
ラアルくんがキスをするのは「若い女性」が
ほとんどで、「男性にはほぼしてくれない」
そうです。
番組で実験したところ
女装をした男性 → ×
男装をした女性 → 〇
以上から、ラアルくんは、男女を
「見分けている」のではないことになります。
ここで、先ほどのロート製薬の研究結果の
若い女性の体からは「ラクトン」と呼ばれる
甘い香りのする成分が出ていて、ラアルくん
は、それに反応しているのではないか?
という仮説が立てられました。
検証
ラクトンを肌につけた男性 → 〇
この結果、ラアルくんは「嗅覚」によって
対象を区別している可能性のあることが
判明しました。
ただ、これには「芸を教えた飼育員さんが
若い女性で、そのニオイを慕って寄ってくる
のでは」という他説もあります。
この説に従えば、加齢臭プンプンのオジサン
が芸を教えたら、加齢臭が好きでオジサンに
寄っていってしまうことになるので
絵的には面白くないことになりそうです。
以上
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