消えたドデカミン
- 2018/08/19
- 16:00
消えたドデカミン
“強強”炭酸の誘惑
以前は、炭酸飲料が好きでよく飲んでいた
のですが、もう2年くらい飲んでいません
でした。
炭酸飲料を止めたのは、効果を期待すると
いうより
「何か健康のためにしていることは?」と
聞かれたときに、「何もしていません。」と
答えるのは情けないので、そのための実績
作りのようなものでした。
それが、この8月に途絶えてしまいました。
今年の猛暑で飲み続けたスポーツ飲料にも
飽きてきたこともあり、スーパーの炭酸飲料
コーナーの前でフト立ち止まってしまった
のです。
そして、あるロゴが目に入ってきました。
「200% マカ、ガラナ “強強”炭酸の刺激」
そうです、500ccのドデカミンです。
「今年は異常な暑さだし、1本くらいは
いいんじゃないの、どうせ後は死ぬだけやろ」
別人格の囁きが聞こえます。
久しぶりの炭酸、各別でした。
これまでどおり
「禁を破るは簡単なり、あとは常習者の道へ」
ですが、異変が起きます。
次にスーパーに行ったとき
ドデカミンがなかったのです。
猛暑異変
すでに、7月の終わりころに次のような
ニュースがありました。
記録的猛暑で清涼飲料各社フル生産
トラック不足で品薄、大量発注で混乱も
「売り場ではスポーツドリンクなどの
機能性飲料、水、お茶の品揃えを強化
記録的猛暑の中、清涼飲料メーカー各社は
可能な限りの増産により、水やお茶
スポーツドリンクなどの止渇系飲料を中心
とした商品供給に努めている。
ただ、長く続く猛暑と、運ぶためのトラック
が圧倒的に足りない状態が続いており
物流面での課題により品薄になるケースも
みられる。
また、流通業からの実需以上の大量発注が
相次いでいることも、現場を混乱させる一因
となっている。
小売業は、一度でも欠品になると、顧客ニーズ
に対応するべく多めに発注するため、全体と
して実際の需要をはるかに上回る発注になる
ケースが増えてきている。」
「食品産業新聞」より
私が、禁を破り「ドデカミン」を飲んだのが
8月9日で、常習者の道に入るべく、次に
スーパーに行った8月13日には
「ドデカミン」は、1本もありませんでした。
ここであきらめればまだしも
次に、目に入ったのが
「Wスーパーチャージ」
(ローヤルゼリー、ビタミン)
サントリーの「デカビタC」です。
ドデカミンより炭酸の刺激は弱い感じです
が、似たようなものでしょう。
結局、2回、禁を破ってしまいました。
人間に必要な水分補給量は?
炭酸飲料は、一時的な炭酸の刺激を求めての
話ですが、それでは、人間に必要な水分量は
どのくらいなのでしょうか?
公益財団法人長寿科学振興財団の
「健康長寿ネット」には、次のように書かれて
います。
水の一日の摂取量の基準とは
栄養素は食事摂取基準によって摂取量が
決められていますが、水に関して基準値は
設定されていません。しかし人の体にとって
水は欠かせません。
水には口から飲む飲料水、食べ物の中に
含まれる水の「摂取される水」と
体内で栄養素がエネルギーになるときに
生成される「代謝水」があります。
それらの摂取される水と代謝される水の
総量は1日約2,400mlです。
内訳は飲料水から約1,000ml、食事から摂取
する水は約1,100ml、代謝水は約300mlです。
また、摂取した水分は尿、便や皮膚および
呼吸から自然に蒸発している水分である
不感蒸泄を含め1日約2,400ml排泄されて
います。
尿量は約1,500ml、便は約100ml、呼気は
約300ml、汗は約500ml排泄されます。
人の体は1日の水分出納を平衡に保っている
ため、摂取した水分量で尿量調節されます。
夏のように暑く汗を大量にかくときは
その分の水分補給が大切になります。
のどの渇きを感じた時はすでに、脱水が
始まっている状態です。
水は一日どれくらい飲めば良いのか
欧米の研究の成果によると水の必要量の
目安は、生活活動レベルが低い集団で
1日2.3リットルから2.5リットル程度
生活活動レベルが高い集団で1日3.3リットル
から3.5リットル程度と推定されています。
また、水の摂取源は欧米諸国では食物由来が
およそ20%から30%、残りが飲物で70%から
80%であることから、水分補給として
1日1.5リットルの水を飲むべきであると
されています。
しかし、日本人に水の摂取源の割合は、和食
の献立に代表されるように水分含量が高い
食事であるため、食物由来からの摂取割合
が欧米諸国よりも異なることが予想され
ます。
しかしながら、現在のところ水の摂取量
および水の摂取源について、日本人を対象と
した信頼度の高い研究は極めて乏しく参考
となる報告がありません。
また、水の必要量を性・年齢・身体活動レベル
別に算定するための科学的根拠は、いまだに
十分には整っていないため今後の研究が
進むことが期待されています。
水を飲まないとどうなるか
人の体は食べ物がなくても、水さえあれば
1ヶ月近く生きることができます。
しかし、水が1滴も飲めないと、2~3日で
生命維持は困難となります。
体から水分が1%の損失で、のどの渇き
2%の損失ではめまいや吐き気、食欲減退
などが現れます。
そして10~12%の損失では筋けいれん、失神
20%の損失では生命の危機になり、死に
至ってしまいます。
体の水分が不足すると、熱中症、脳梗塞
心筋梗塞など、さまざまな健康障害の
リスクの要因にもなります。
まとめ
今年のように気温が35度以上の日が何日も
続くと飲料水の必要性を痛感しました。
スーパーでも品薄になるくらいですから
ある意味、水は生命線です。
ただ、単なる水は多量には飲めないので
スポーツ飲料系ですね。
今年の場合は、あると思ってもすぐなく
なってしまったので、ストックは必要だと
思います。
高齢の方が多く熱中症で亡くなられたと聞き
ますが、意外と水を買うのは大変で、高齢者は
買物弱者でもあるので、独居老人の場合は
飲料水(経口補水液がいい)があるか注意して
あげる必要があると思います。
経口補水液とは
体内で失われた水分や塩分などを速やかに
補給できるように成分を調整した飲料。
腸内で水分や塩分が効率よく速やかに吸収
されるように、ぶどう糖などの炭水化物と
ナトリウムなどの電解質の濃度が調整され
ている。
熱中症の初期段階で水分補給する場合
水をそのまま飲むよりも有効とされる。
世界保健機関(WHO)が提唱する経口補水療法
(Oral Rehydration Therapy)において
脱水症などの予防・治療に適した飲料として
推奨されている。
「デジタル大辞泉」より
以上
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“強強”炭酸の誘惑
以前は、炭酸飲料が好きでよく飲んでいた
のですが、もう2年くらい飲んでいません
でした。
炭酸飲料を止めたのは、効果を期待すると
いうより
「何か健康のためにしていることは?」と
聞かれたときに、「何もしていません。」と
答えるのは情けないので、そのための実績
作りのようなものでした。
それが、この8月に途絶えてしまいました。
今年の猛暑で飲み続けたスポーツ飲料にも
飽きてきたこともあり、スーパーの炭酸飲料
コーナーの前でフト立ち止まってしまった
のです。
そして、あるロゴが目に入ってきました。
「200% マカ、ガラナ “強強”炭酸の刺激」
そうです、500ccのドデカミンです。
「今年は異常な暑さだし、1本くらいは
いいんじゃないの、どうせ後は死ぬだけやろ」
別人格の囁きが聞こえます。
久しぶりの炭酸、各別でした。
これまでどおり
「禁を破るは簡単なり、あとは常習者の道へ」
ですが、異変が起きます。
次にスーパーに行ったとき
ドデカミンがなかったのです。
猛暑異変
すでに、7月の終わりころに次のような
ニュースがありました。
記録的猛暑で清涼飲料各社フル生産
トラック不足で品薄、大量発注で混乱も
「売り場ではスポーツドリンクなどの
機能性飲料、水、お茶の品揃えを強化
記録的猛暑の中、清涼飲料メーカー各社は
可能な限りの増産により、水やお茶
スポーツドリンクなどの止渇系飲料を中心
とした商品供給に努めている。
ただ、長く続く猛暑と、運ぶためのトラック
が圧倒的に足りない状態が続いており
物流面での課題により品薄になるケースも
みられる。
また、流通業からの実需以上の大量発注が
相次いでいることも、現場を混乱させる一因
となっている。
小売業は、一度でも欠品になると、顧客ニーズ
に対応するべく多めに発注するため、全体と
して実際の需要をはるかに上回る発注になる
ケースが増えてきている。」
「食品産業新聞」より
私が、禁を破り「ドデカミン」を飲んだのが
8月9日で、常習者の道に入るべく、次に
スーパーに行った8月13日には
「ドデカミン」は、1本もありませんでした。
ここであきらめればまだしも
次に、目に入ったのが
「Wスーパーチャージ」
(ローヤルゼリー、ビタミン)
サントリーの「デカビタC」です。
ドデカミンより炭酸の刺激は弱い感じです
が、似たようなものでしょう。
結局、2回、禁を破ってしまいました。
人間に必要な水分補給量は?
炭酸飲料は、一時的な炭酸の刺激を求めての
話ですが、それでは、人間に必要な水分量は
どのくらいなのでしょうか?
公益財団法人長寿科学振興財団の
「健康長寿ネット」には、次のように書かれて
います。
水の一日の摂取量の基準とは
栄養素は食事摂取基準によって摂取量が
決められていますが、水に関して基準値は
設定されていません。しかし人の体にとって
水は欠かせません。
水には口から飲む飲料水、食べ物の中に
含まれる水の「摂取される水」と
体内で栄養素がエネルギーになるときに
生成される「代謝水」があります。
それらの摂取される水と代謝される水の
総量は1日約2,400mlです。
内訳は飲料水から約1,000ml、食事から摂取
する水は約1,100ml、代謝水は約300mlです。
また、摂取した水分は尿、便や皮膚および
呼吸から自然に蒸発している水分である
不感蒸泄を含め1日約2,400ml排泄されて
います。
尿量は約1,500ml、便は約100ml、呼気は
約300ml、汗は約500ml排泄されます。
人の体は1日の水分出納を平衡に保っている
ため、摂取した水分量で尿量調節されます。
夏のように暑く汗を大量にかくときは
その分の水分補給が大切になります。
のどの渇きを感じた時はすでに、脱水が
始まっている状態です。
水は一日どれくらい飲めば良いのか
欧米の研究の成果によると水の必要量の
目安は、生活活動レベルが低い集団で
1日2.3リットルから2.5リットル程度
生活活動レベルが高い集団で1日3.3リットル
から3.5リットル程度と推定されています。
また、水の摂取源は欧米諸国では食物由来が
およそ20%から30%、残りが飲物で70%から
80%であることから、水分補給として
1日1.5リットルの水を飲むべきであると
されています。
しかし、日本人に水の摂取源の割合は、和食
の献立に代表されるように水分含量が高い
食事であるため、食物由来からの摂取割合
が欧米諸国よりも異なることが予想され
ます。
しかしながら、現在のところ水の摂取量
および水の摂取源について、日本人を対象と
した信頼度の高い研究は極めて乏しく参考
となる報告がありません。
また、水の必要量を性・年齢・身体活動レベル
別に算定するための科学的根拠は、いまだに
十分には整っていないため今後の研究が
進むことが期待されています。
水を飲まないとどうなるか
人の体は食べ物がなくても、水さえあれば
1ヶ月近く生きることができます。
しかし、水が1滴も飲めないと、2~3日で
生命維持は困難となります。
体から水分が1%の損失で、のどの渇き
2%の損失ではめまいや吐き気、食欲減退
などが現れます。
そして10~12%の損失では筋けいれん、失神
20%の損失では生命の危機になり、死に
至ってしまいます。
体の水分が不足すると、熱中症、脳梗塞
心筋梗塞など、さまざまな健康障害の
リスクの要因にもなります。
まとめ
今年のように気温が35度以上の日が何日も
続くと飲料水の必要性を痛感しました。
スーパーでも品薄になるくらいですから
ある意味、水は生命線です。
ただ、単なる水は多量には飲めないので
スポーツ飲料系ですね。
今年の場合は、あると思ってもすぐなく
なってしまったので、ストックは必要だと
思います。
高齢の方が多く熱中症で亡くなられたと聞き
ますが、意外と水を買うのは大変で、高齢者は
買物弱者でもあるので、独居老人の場合は
飲料水(経口補水液がいい)があるか注意して
あげる必要があると思います。
経口補水液とは
体内で失われた水分や塩分などを速やかに
補給できるように成分を調整した飲料。
腸内で水分や塩分が効率よく速やかに吸収
されるように、ぶどう糖などの炭水化物と
ナトリウムなどの電解質の濃度が調整され
ている。
熱中症の初期段階で水分補給する場合
水をそのまま飲むよりも有効とされる。
世界保健機関(WHO)が提唱する経口補水療法
(Oral Rehydration Therapy)において
脱水症などの予防・治療に適した飲料として
推奨されている。
「デジタル大辞泉」より
以上
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