肉は健康に良いのか、悪いのか?
- 2018/07/24
- 16:55
肉は健康に良いのか、悪いのか?
暑い夏です。
この時期を、何とか乗り切るには、食事も
大事です。
暑いからといって、素麺の類のような食べ
やすいものばかりでは、元気が出ないし
ウナギは高すぎるということで
焼き肉、ステーキなどの「肉」を食べて元気を
つけようという人も多いと思います。
それでは、食品としての「肉」を考えた場合
肉は、健康に良いのでしょうか
悪いのでしょうか?
考えを混乱させる最近の情報
「健康長寿は、肉を食べている。」
最近の健康情報番組を見ていると
「健康長寿(健康で長生きな人)は~を
食べている。」的な切り口の番組が目に
つきます。
「この差って何ですか? 」(TBS 2018.7.10)
では、お笑いの「かしまし娘」
(85歳、82歳の姉妹)に密着して
朝からステーキをレアで食べる場面を紹介
していました。
番組に出演していた健康長寿専門医の
白澤先生によりますと
牛肉の脂肪成分にオメガ3が含まれる
ことがわかり、認知症予防・アレルギーの
抑制、コレステロールを下げる効果が期待
されていて、実は、牛肉は見直されていると
いう説明がありました。
皆さんは、どの程度この情報を信じるで
しょうか?
「世界一シンプルで科学的に証明された
究極の食事」(UCLA助教授 津川友介 著)
最強のエビデンス(メタアナリシス)に
よると
話題の本のようですが
この本は、食品を
健康に良いかどうかで5つのグループに
分けて考えています。
グループ1
(健康に良いことが複数の研究で明らか)
グループ2
(少数の研究でしか健康に良い可能性なし)
グループ3
(健康へのメリット・デメリット報告なし)
グループ4
(少数の研究で健康に悪い可能性あり)
グループ5
(健康への悪影響が複数の研究であり)
グループ1と5は、研究の数が多く
科学的根拠の層が厚いため、1つ2つの
「最新の研究」によって結論が覆ることは
考えにくいものと言えます。
※ メタアナリシスとは
複数の研究の結果を統合し、より高い見地
から分析すること、またはそのための手法
や統計解析のことである。
メタ分析、メタ解析とも言う。
ランダム化比較試験(RCT)の
メタアナリシスは、根拠に基づく医療に
おいて、最も質の高い根拠とされる。
(Wikipediaより)
「肉」はどのグループに入っている?
赤い肉(牛肉や豚肉。鶏肉は含まず)
加工肉(ハムやソーセージなど)は
グループ5に入っています。
つまり、健康に悪いということが、複数の
信頼できる研究で報告されている食品
ということになります。
考え方
誤解をしないことが大事
「健康長寿の人は、肉を食べている。」
≠(同じではない。)
「肉を食べてきたから、長生きしてる。」
ある意味、健康長寿の人が何を食べようが
好きなものを食べていただければいいので
あって、注意しなければいけないのは、肉を
食べ続けたから長生きですとは、言って
いないということです。
(一部にはいるかもしれませんが)
これを勘違いして、20代、30代から肉に
偏った食生活をしたらどうでしょう。
残念ながら、50代の働き盛りに
「大腸がんです。」と宣告されるリスクが
高まるでしょう。
まとめ
「世界一シンプルで科学的に証明された
究極の食事」 の著者の津川UCLA助教授
がTVで
「健康的な食事の目標」とは、血液検査の
データを良くすることではなく、まずは
病気にならない食事をしていくことが
重要だと
また、人間は複雑なもので、決して数値で
決まるものでもないと語っていました。
「赤い肉」は明確にグループ5の
「体に良くない」グループに入ってますが
まったく食べないということではなく
たまには
「血の滴るようなステーキを食べれば
元気になるぞ」という
悪魔のささやきに耳を貸して
「いきなりステーキ」に飛び込むのもいいの
ではないでしょうか。
以上
スポンサーリンク
暑い夏です。
この時期を、何とか乗り切るには、食事も
大事です。
暑いからといって、素麺の類のような食べ
やすいものばかりでは、元気が出ないし
ウナギは高すぎるということで
焼き肉、ステーキなどの「肉」を食べて元気を
つけようという人も多いと思います。
それでは、食品としての「肉」を考えた場合
肉は、健康に良いのでしょうか
悪いのでしょうか?
考えを混乱させる最近の情報
「健康長寿は、肉を食べている。」
最近の健康情報番組を見ていると
「健康長寿(健康で長生きな人)は~を
食べている。」的な切り口の番組が目に
つきます。
「この差って何ですか? 」(TBS 2018.7.10)
では、お笑いの「かしまし娘」
(85歳、82歳の姉妹)に密着して
朝からステーキをレアで食べる場面を紹介
していました。
番組に出演していた健康長寿専門医の
白澤先生によりますと
牛肉の脂肪成分にオメガ3が含まれる
ことがわかり、認知症予防・アレルギーの
抑制、コレステロールを下げる効果が期待
されていて、実は、牛肉は見直されていると
いう説明がありました。
皆さんは、どの程度この情報を信じるで
しょうか?
「世界一シンプルで科学的に証明された
究極の食事」(UCLA助教授 津川友介 著)
最強のエビデンス(メタアナリシス)に
よると
話題の本のようですが
この本は、食品を
健康に良いかどうかで5つのグループに
分けて考えています。
グループ1
(健康に良いことが複数の研究で明らか)
グループ2
(少数の研究でしか健康に良い可能性なし)
グループ3
(健康へのメリット・デメリット報告なし)
グループ4
(少数の研究で健康に悪い可能性あり)
グループ5
(健康への悪影響が複数の研究であり)
グループ1と5は、研究の数が多く
科学的根拠の層が厚いため、1つ2つの
「最新の研究」によって結論が覆ることは
考えにくいものと言えます。
※ メタアナリシスとは
複数の研究の結果を統合し、より高い見地
から分析すること、またはそのための手法
や統計解析のことである。
メタ分析、メタ解析とも言う。
ランダム化比較試験(RCT)の
メタアナリシスは、根拠に基づく医療に
おいて、最も質の高い根拠とされる。
(Wikipediaより)
「肉」はどのグループに入っている?
赤い肉(牛肉や豚肉。鶏肉は含まず)
加工肉(ハムやソーセージなど)は
グループ5に入っています。
つまり、健康に悪いということが、複数の
信頼できる研究で報告されている食品
ということになります。
考え方
誤解をしないことが大事
「健康長寿の人は、肉を食べている。」
≠(同じではない。)
「肉を食べてきたから、長生きしてる。」
ある意味、健康長寿の人が何を食べようが
好きなものを食べていただければいいので
あって、注意しなければいけないのは、肉を
食べ続けたから長生きですとは、言って
いないということです。
(一部にはいるかもしれませんが)
これを勘違いして、20代、30代から肉に
偏った食生活をしたらどうでしょう。
残念ながら、50代の働き盛りに
「大腸がんです。」と宣告されるリスクが
高まるでしょう。
まとめ
「世界一シンプルで科学的に証明された
究極の食事」 の著者の津川UCLA助教授
がTVで
「健康的な食事の目標」とは、血液検査の
データを良くすることではなく、まずは
病気にならない食事をしていくことが
重要だと
また、人間は複雑なもので、決して数値で
決まるものでもないと語っていました。
「赤い肉」は明確にグループ5の
「体に良くない」グループに入ってますが
まったく食べないということではなく
たまには
「血の滴るようなステーキを食べれば
元気になるぞ」という
悪魔のささやきに耳を貸して
「いきなりステーキ」に飛び込むのもいいの
ではないでしょうか。
以上
スポンサーリンク
スポンサーサイト