悪魔のはらわた
- 2018/05/18
- 18:00
悪魔のはらわた
ここまで来た最新医療
ヒトの頭部移植
普段、あまり見たことがない番組なのですが
フジTVの「ホンマでっか!?TV」という番組で
「生きている人間の頭部を、他人の体に移植
する」ということが行われようとしている。
という話がありました。
話の要約は、次のようです。
イタリア人の脳神経外科医の実験である。
昨年、切断した頭部を、別のヒトの胴体に
接合する手術が成功した。
(遺体でのという意味と思われます。)
今回は、脳死した患者同士による接合手術が
成功した。
骨・筋肉だけでなく血管・神経の接合にも
成功した。
実験では、生きているサルの頭部移植には
既に成功している。
次は、生きている人間の頭部を他人の体に
移植すると宣言している。
実際に、筋ジストロフィーで悩むロシア人
の患者が、頭部移植手術を志願していて
倫理的な問題をクリアできれば、手術が
可能になる。
番組では言っていませんでしたが
「ニューズウィーク」の記事の
紹介のようです。
この話を聞いて、むかし見た
「悪魔のはらわた」という映画を
思い出しました。
映画「悪魔のはらわた」
この映画を見たのは、1973年か1974年頃です。
原題は、「Flesh for Frankenstein」
映画のジャンルということでいえば
ホラー、SF、変態というところでしょうか。
アンディ・ウォーホルの名前があったので
見たというところもありますが
アンディ・ウォーホル自身が出演していた
わけでもなく、監督でもありませんでした。
監修したということだったかもしれません。
あらすじ
40数年前ですので、細かい点は省略します。
どこか、ヨーロッパでの話
主人公は、フランケンシュタイン男爵と助手
彼らは、ある野望を成し遂げるため、秘密の
研究をしています。
野望とは
それは完璧な男女の人造人間を交配させ
新人類を誕生させることです。
人造人間といっても、機械的なロボット
ではなく、生身の人間の部分々をつなぎ
合わせて、完璧・優秀な人間を作りだし
そこから産まれた子供が、新たな人類
になるという発想のようです。
そして、接合実験は進み
残る人体パーツは男の頭部だけになり
男爵は理想の男を探し当て、手際よく
首を切断して頭部を入手し、接合手術も
成功します。
想定外
うまくいったと思いましたが
そこは映画ですので、想定外のことが
生じて、だんだん破綻していきます。
フランケンシュタイン男爵にとっての
想定外とは
完成させた人造人間が、当初は従順に動いて
いたのですが、段々と主人のいうことを聞か
なくなり、反逆していきます。
まあ、想像ですが、頭を付けたことで
頭(頭脳)が持っていた本来の感情などが
甦ってきたのかもしれません。
まとめ
映画自体は、首が飛んで、血が半端なく
飛び散ったりとか、とんでもない映画で
アンディ・ウォーホルの名前がなかったら
B、C級というところかもしれません。
ただ、完璧な人間を作るために、優秀な
人間の人体をつなぎ合わせるという
ある意味原始的な発想が、医療上の必要とは
いえ、今、イタリア人の脳神経外科医が行お
うとしていることと、何かつながるような
気がするのです。
かりに手術が行われたとしても、簡単には
いかず、いろいろ問題も生じると思います。
これが、医学の進歩のうえで必要なことと
考えられるかどうか?
映画で
フランケンシュタイン男爵にとっての
想定外だったことが、もう一つありました。
鼻の立派なセルビア人が世界一絶倫のはず
と、優秀な男を見つけたはずだったのですが
この男、いわゆるホモセクシュアルで
女性よりも男性の方に興味があるという
ことで
「完璧な男女の人造人間を交配させて
新人類を誕生させる。」という野望は
果たせなかったのです。
事前の調査も必要ですね。
以上
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ここまで来た最新医療
ヒトの頭部移植
普段、あまり見たことがない番組なのですが
フジTVの「ホンマでっか!?TV」という番組で
「生きている人間の頭部を、他人の体に移植
する」ということが行われようとしている。
という話がありました。
話の要約は、次のようです。
イタリア人の脳神経外科医の実験である。
昨年、切断した頭部を、別のヒトの胴体に
接合する手術が成功した。
(遺体でのという意味と思われます。)
今回は、脳死した患者同士による接合手術が
成功した。
骨・筋肉だけでなく血管・神経の接合にも
成功した。
実験では、生きているサルの頭部移植には
既に成功している。
次は、生きている人間の頭部を他人の体に
移植すると宣言している。
実際に、筋ジストロフィーで悩むロシア人
の患者が、頭部移植手術を志願していて
倫理的な問題をクリアできれば、手術が
可能になる。
番組では言っていませんでしたが
「ニューズウィーク」の記事の
紹介のようです。
この話を聞いて、むかし見た
「悪魔のはらわた」という映画を
思い出しました。
映画「悪魔のはらわた」
この映画を見たのは、1973年か1974年頃です。
原題は、「Flesh for Frankenstein」
映画のジャンルということでいえば
ホラー、SF、変態というところでしょうか。
アンディ・ウォーホルの名前があったので
見たというところもありますが
アンディ・ウォーホル自身が出演していた
わけでもなく、監督でもありませんでした。
監修したということだったかもしれません。
あらすじ
40数年前ですので、細かい点は省略します。
どこか、ヨーロッパでの話
主人公は、フランケンシュタイン男爵と助手
彼らは、ある野望を成し遂げるため、秘密の
研究をしています。
野望とは
それは完璧な男女の人造人間を交配させ
新人類を誕生させることです。
人造人間といっても、機械的なロボット
ではなく、生身の人間の部分々をつなぎ
合わせて、完璧・優秀な人間を作りだし
そこから産まれた子供が、新たな人類
になるという発想のようです。
そして、接合実験は進み
残る人体パーツは男の頭部だけになり
男爵は理想の男を探し当て、手際よく
首を切断して頭部を入手し、接合手術も
成功します。
想定外
うまくいったと思いましたが
そこは映画ですので、想定外のことが
生じて、だんだん破綻していきます。
フランケンシュタイン男爵にとっての
想定外とは
完成させた人造人間が、当初は従順に動いて
いたのですが、段々と主人のいうことを聞か
なくなり、反逆していきます。
まあ、想像ですが、頭を付けたことで
頭(頭脳)が持っていた本来の感情などが
甦ってきたのかもしれません。
まとめ
映画自体は、首が飛んで、血が半端なく
飛び散ったりとか、とんでもない映画で
アンディ・ウォーホルの名前がなかったら
B、C級というところかもしれません。
ただ、完璧な人間を作るために、優秀な
人間の人体をつなぎ合わせるという
ある意味原始的な発想が、医療上の必要とは
いえ、今、イタリア人の脳神経外科医が行お
うとしていることと、何かつながるような
気がするのです。
かりに手術が行われたとしても、簡単には
いかず、いろいろ問題も生じると思います。
これが、医学の進歩のうえで必要なことと
考えられるかどうか?
映画で
フランケンシュタイン男爵にとっての
想定外だったことが、もう一つありました。
鼻の立派なセルビア人が世界一絶倫のはず
と、優秀な男を見つけたはずだったのですが
この男、いわゆるホモセクシュアルで
女性よりも男性の方に興味があるという
ことで
「完璧な男女の人造人間を交配させて
新人類を誕生させる。」という野望は
果たせなかったのです。
事前の調査も必要ですね。
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