Nスペ「ゴースト血管」
- 2018/04/03
- 12:15
Nスペ「ゴースト血管」
「ゴースト血管」が危ない
消える毛細血管

美肌の大敵、シワやたるみ
その知られざる原因が明らかになりました。
それは、ゴースト血管
毛細血管に血液が流れなくなり、気づかぬ
うちに、消えてしまう現象です。
目尻で比較すると、30代に比べ70代では
毛細血管がなんと半分以下になります。
化粧品メーカー研究者の話
毛細血管のゴースト化というのは、着実に
肌をむしばんでいきます。
毛細血管を健全に保つということが、美肌の
カギになります。
ゴースト血管は、肌だけの問題でなく私たち
の体のあらゆる場所で同時に進行し、深刻な
病につながることもわかってきました。
なぜなら、全身に張り巡らされた毛細血管
には重要な役割があるからです。
毛細血管の役割
毛細血管の役割は、細胞の一つ一つに酸素や
栄養を届けることです。
そのため、毛細血管がゴースト化すると酸素
や栄養を絶たれた細胞が死に、美容だけでな
く、健康にも重大な問題を引き起こします。
例えば、ゴースト血管が
脳で起きれば → 認知症
骨で起きれば → 骨粗しょう症
肝臓で起きれば → 肝機能低下
腎臓で起きれば → 腎機能低下
を招き、私たちの健康長寿を妨げる脅威に
なります。
ゴースト血管調査
200人を番組で調査
(20代~70代の男女
健康診断で異常なしという人たち)
ゴースト血管スコープで
爪の付け根部分を真上から観察します。
(指先の毛細血管が全身の毛細血管を反映
するとされます)
ゴースト化指標(観察項目)は
毛細血管の長さの合計
男女とも経年に伴い、漸減していきます。
この数値を大きく下回るほどゴースト化が
進行していると考えられます。
長さを指標とし、専門家が形状や状態も見て
ゴースト血管の危険を判定しました。
40代女性
(日頃からよく運動をしている)
本数も一本一本の長さも十分あり
血管美人の状態ですと判定されました。
長さの合計は、1324マイクロメートル
全く問題ありません。
40代男性
(体重が気になりジムに通っている)
血管の壁がもろくなってきて
あるいは、血管そのものが消失している。
長さの合計は、841マイクロメートル
ゴースト血管の危険ありと判定されました。
50代女性
もうすぐ消えていくだろうという血管ですね
血流が少なく、今にも消えそうな血管がありました。
ゴースト化真っ最中と言われていました。
長さの合計は、740マイクロメートル
ゴースト血管の危険ありと判定されました。
調査結果
ゴースト血管の危険ありは
21人(200人中)と判定されました。
所見(大阪大学 高倉教授)
「結果としては、個体差が結構大きく
高齢者は、健康志向が高く高齢の割には
良い血管の状態が見受けられました。
逆に、若い方に健康に比較的配慮しない
寝不足や不摂生があり、若い割には
ゴースト血管があったのには驚きました。」
認知症との関係
白質病変の出現
白質病変とは、脳の細胞に血液が十分に届か
ないため、酸素や栄養が不足し、一部が傷つ
いてしまった状態をいいます。
脳の毛細血管がゴースト化したことが、原因
の一つではないかと考えられています。
そして、白質病変は、認知症のリスクを高める
といいます。
愛媛大学の調査
軽度認知障害の割合
白質病変のない人では 12%
白質病変のある人では 24%
とリスク2倍になっています。
アミロイドβの排出不良
ゴースト血管になると、脳に十分な酸素や
栄養を届けられなくなる一方で
不要なものの排出ができなくなることも
わかってきました。
認知症の一つアルツハイマー病の脳を正常
な脳と比較すると
一つ一つの毛細血管が細く短く本数も減り
単位面積あたりの数は、平均で29%も少なく
なっていました。
脳の毛細血管がゴースト化していたのです。
毛細血管のゴースト化が進んだ脳には
アミロイドβという物質の塊が大量に存在
しています。
アミロイドβが多くなり、アルツハイマー病
を発症すると考えられています。
実は、誰の脳でもアミロイドβは日々発生
しています。
しかし、健康な脳では、毛細血管を通して脳
の外へ速やかに排出されます。
ところが、ゴースト血管になってしまうと
アミロイドβの排出が十分できず、脳内に
蓄積し塊になっていきます。
こうなるとアルツハイマー病が発症進行し
やすくなると考えられています。
※脳と酸素の話(三重大学 冨本教授)
脳は重さ1300グラム位、体重の2%です。
ところが、酸素の消費は全体の20%と
多くの酸素を消費している組織です。
多くの酸素に依存する組織がゴースト化
すると脳の機能低下になり、まさに認知症
につながっていきます。
愛媛大学 伊賀瀬 特任教授の話
60歳から75歳の1400名の人間ドック検査で
60%の方に毛細血管のゴースト化現象
(軽度認知機能障害)を引き起こしている
可能性があることがわかっています。
骨粗しょう症との関係
最近の研究
ドイツ ミュンスター
マックスブランク研究所
ラルフ・アダムス博士(血管研究の権威)
骨を薄くスライスし、その中にある毛細血管
を鮮明に撮影することに世界で初めて成功
しました。
この手法を使い、骨粗しょう症の状態にある
マウスの骨を観察しました。
その結果、正常なマウスと比較して
骨粗しょう症のマウスでは毛細血管が殆ど
なくなっていることがわかりました。
毛細血管のゴースト化で骨に起きること
骨は、壊されたり、作られたりを繰りかえ
して維持されています。
このとき、毛細血管の役割は、カルシウム
など新たな骨の材料を届けることです。
そのため、ゴースト血管になってしまうと
壊されるペースに対し、作られるペースが
遅くなり、やがて、骨粗しょう症になると
いいます。
ラルフ・アダムス博士の話
骨を維持するのに毛細血管が不可欠だと
わかりました。ゴースト血管になると骨は
死んでいくのです。
特異な例
薬が効かなくなる
三重大学 冨本教授の話
がん腫瘍の血管の研究で、がんの中の血管は
殆どゴースト血管みたいに、非常に漏れやす
い血管で、腫瘍組織の中は水浸し状態で血流
が悪く、薬が運ばれないので、抗がん剤が効か
ないということがわかってきてます。
ゴースト血管危険度チェック
Q1-大食いですか?
とても大食い(2点)
大食い(1点)
大食いではない(0点)
Q2-お風呂は湯船に入る
殆ど入らない(1点)
入る(0点)
Q3-のどが渇きやすい?
よく渇く(2点)
ときどき渇く(1点)
いいえ(0点)
Q4-日常的に運動をしている?
(15分程度のウォーキングを含む)
していない(2点)
週3回程度(1点)
毎日している(0点)
Q5-タバコを吸う?
はい(1点)
いいえ(0点)
Q6-健康診断で高血圧と言われた?
はい(2点)
いいえ(0点)
Q7ー日中眠気を感じる?
よく感じる(2点)
ときどき(1点)
いいえ(0点)
Q8-あなたの年齢は?
60歳以上(2点)
45歳~60歳未満(1点)
45歳未満(0点)
ゴースト血管リスク
リスク高(7点~)
リスク中(5~6点)
リスク低(~4点)
視聴者からの質問(一部)
自覚症状はあるのか?
どうすれば分かるのか?
回答
冷え性がある、疲れが抜けにくくなる
気だるさが指標になります。
脳卒中などの重大な病気との関係は?
回答
ゴースト血管になると白質病変が出て
きます。
白質病変が進むと脳卒中になる割合が
3~4倍になるといわれています。
ゴースト血管は復活できる?
回答
細くても管が残っていれば、戻る可能性は
あります
メタボとの関連は?
回答
メタボは、血圧が少し高い、血糖値が高い
中性脂肪が高い、あるいは内臓脂肪がたま
っている、ということを合わせていいます
が、すべて血管に対して悪く作用すること
がわかっていますので、毛細血管に対して
も悪いだろうと言えます。
リスクチェック回答者数
182、763人
リスク高 → 25%
リスク中 → 39%
リスク低 → 36%
リスク高 が25%ということで
ゴースト血管予備軍が結構多いという
印象を言っていました。
一番リスクが高いのは大食い
大食いがゴースト血管を招くメカニズム
それは、糖質の過剰摂取があるから
生きた細胞で作った人工の毛細血管で実験
過剰摂取した糖質は、体の中で有害物質に
変わります。
有害物質を人工の毛細血管に流し反応させ
その後、血液に見たてた液体を流すと
血管のあちこちから、大量に漏れ出してくる
のがわかります。
毛細血管を詳しく見ると、血管を形作る
内皮細胞とそれを補強する壁細胞からでき
ています。
過剰な糖質によって生まれた有害物質が
血液中に入ってくると、細胞が傷つき
細胞同士の接着力が弱まります。
すると壁細胞は剥がれ、内皮細胞同士の隙間
も広がります。
その結果、毛細血管の隙間から血液成分が
大量に漏れ出してしまいます。
こうなると、漏れた先には血液は行かなく
なりゴースト血管になるのです。
※糖について
糖は体のエネルギーとなる大事なものです
が、過剰に取ると有害物質が出やすくなり
ます。また、糖質制限食であっても、食べ過ぎ
るとカロリーオーバーになり、有害物質は
できやすくなることがわかっています。
加齢、睡眠不足も要因
加齢により、壁細胞が変性し剥がれます。
すると血管内皮細胞の間も開きます。
その結果、血液がどんどん漏れていくこと
になります。
また、睡眠時に血管を修復するような
ホルモンが出ますが、睡眠が不足がち
になると修復ができず、ゴースト化が
進むことになります。
アルコールは?
アルコールも過度になると血管に対し
障害を与えます。
血液そのものが行かなくなる場合
タバコ
タバコは血管を収縮させ
「百害あって一利なし」です。
高血圧
高血圧になると動脈硬化が進み、血管の
しなやかさが失われると、毛細血管に
血液が行かなくなり、ゴースト化につながる
ことになります。
運動不足
運動不足になると血流が下がるので
接着性が悪く、ゴースト化につながります。
対策
お薦めはスキップ
ふくらはぎは第2の心臓と呼ばれますので
そこにたまった血液を出してあげる
そうすると全身に血液が周り、血流が改善
してきます。
血流が上がると毛細血管の内皮細胞が刺激
され、細胞同士の接着力が強くなります。
つまり、血管の壁が丈夫になります。
ゴースト化しかけた毛細血管を健康な状態
に戻せるのです。
スキップの方法
・その場でOK!
・朝・昼・晩 それぞれ20回
ゴースト血管の予防や回復に効果のある
物質の研究
化粧品メーカー研究所
毛細血管の内皮細胞にさまざまな物質を
加え、細胞同士の接着力の変化を調査
その結果、漢方薬のケイヒの成分を加え
ると内皮細胞の接着力が1.5倍に高まる
ことがわかりました。
シナモン、ルイボスティー、ヒハツ
も効果あり(ヒトでは未確認)
※シナモンは食べすぎに注意
対策結果
スタジオ参加者でスキップ及び食品で
対策をした結果
10人中8人に改善がみられました。
最後に
「毛細血管は、加齢とともに減少するのは
自然の摂理ですが、いかに食い止めるか
生活習慣を改めることはやはり重要です。」
と大阪大学の高倉教授は語っていました。
以上
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「ゴースト血管」が危ない
消える毛細血管

美肌の大敵、シワやたるみ
その知られざる原因が明らかになりました。
それは、ゴースト血管
毛細血管に血液が流れなくなり、気づかぬ
うちに、消えてしまう現象です。
目尻で比較すると、30代に比べ70代では
毛細血管がなんと半分以下になります。
化粧品メーカー研究者の話
毛細血管のゴースト化というのは、着実に
肌をむしばんでいきます。
毛細血管を健全に保つということが、美肌の
カギになります。
ゴースト血管は、肌だけの問題でなく私たち
の体のあらゆる場所で同時に進行し、深刻な
病につながることもわかってきました。
なぜなら、全身に張り巡らされた毛細血管
には重要な役割があるからです。
毛細血管の役割
毛細血管の役割は、細胞の一つ一つに酸素や
栄養を届けることです。
そのため、毛細血管がゴースト化すると酸素
や栄養を絶たれた細胞が死に、美容だけでな
く、健康にも重大な問題を引き起こします。
例えば、ゴースト血管が
脳で起きれば → 認知症
骨で起きれば → 骨粗しょう症
肝臓で起きれば → 肝機能低下
腎臓で起きれば → 腎機能低下
を招き、私たちの健康長寿を妨げる脅威に
なります。
ゴースト血管調査
200人を番組で調査
(20代~70代の男女
健康診断で異常なしという人たち)
ゴースト血管スコープで
爪の付け根部分を真上から観察します。
(指先の毛細血管が全身の毛細血管を反映
するとされます)
ゴースト化指標(観察項目)は
毛細血管の長さの合計
男女とも経年に伴い、漸減していきます。
この数値を大きく下回るほどゴースト化が
進行していると考えられます。
長さを指標とし、専門家が形状や状態も見て
ゴースト血管の危険を判定しました。
40代女性
(日頃からよく運動をしている)
本数も一本一本の長さも十分あり
血管美人の状態ですと判定されました。
長さの合計は、1324マイクロメートル
全く問題ありません。
40代男性
(体重が気になりジムに通っている)
血管の壁がもろくなってきて
あるいは、血管そのものが消失している。
長さの合計は、841マイクロメートル
ゴースト血管の危険ありと判定されました。
50代女性
もうすぐ消えていくだろうという血管ですね
血流が少なく、今にも消えそうな血管がありました。
ゴースト化真っ最中と言われていました。
長さの合計は、740マイクロメートル
ゴースト血管の危険ありと判定されました。
調査結果
ゴースト血管の危険ありは
21人(200人中)と判定されました。
所見(大阪大学 高倉教授)
「結果としては、個体差が結構大きく
高齢者は、健康志向が高く高齢の割には
良い血管の状態が見受けられました。
逆に、若い方に健康に比較的配慮しない
寝不足や不摂生があり、若い割には
ゴースト血管があったのには驚きました。」
認知症との関係
白質病変の出現
白質病変とは、脳の細胞に血液が十分に届か
ないため、酸素や栄養が不足し、一部が傷つ
いてしまった状態をいいます。
脳の毛細血管がゴースト化したことが、原因
の一つではないかと考えられています。
そして、白質病変は、認知症のリスクを高める
といいます。
愛媛大学の調査
軽度認知障害の割合
白質病変のない人では 12%
白質病変のある人では 24%
とリスク2倍になっています。
アミロイドβの排出不良
ゴースト血管になると、脳に十分な酸素や
栄養を届けられなくなる一方で
不要なものの排出ができなくなることも
わかってきました。
認知症の一つアルツハイマー病の脳を正常
な脳と比較すると
一つ一つの毛細血管が細く短く本数も減り
単位面積あたりの数は、平均で29%も少なく
なっていました。
脳の毛細血管がゴースト化していたのです。
毛細血管のゴースト化が進んだ脳には
アミロイドβという物質の塊が大量に存在
しています。
アミロイドβが多くなり、アルツハイマー病
を発症すると考えられています。
実は、誰の脳でもアミロイドβは日々発生
しています。
しかし、健康な脳では、毛細血管を通して脳
の外へ速やかに排出されます。
ところが、ゴースト血管になってしまうと
アミロイドβの排出が十分できず、脳内に
蓄積し塊になっていきます。
こうなるとアルツハイマー病が発症進行し
やすくなると考えられています。
※脳と酸素の話(三重大学 冨本教授)
脳は重さ1300グラム位、体重の2%です。
ところが、酸素の消費は全体の20%と
多くの酸素を消費している組織です。
多くの酸素に依存する組織がゴースト化
すると脳の機能低下になり、まさに認知症
につながっていきます。
愛媛大学 伊賀瀬 特任教授の話
60歳から75歳の1400名の人間ドック検査で
60%の方に毛細血管のゴースト化現象
(軽度認知機能障害)を引き起こしている
可能性があることがわかっています。
骨粗しょう症との関係
最近の研究
ドイツ ミュンスター
マックスブランク研究所
ラルフ・アダムス博士(血管研究の権威)
骨を薄くスライスし、その中にある毛細血管
を鮮明に撮影することに世界で初めて成功
しました。
この手法を使い、骨粗しょう症の状態にある
マウスの骨を観察しました。
その結果、正常なマウスと比較して
骨粗しょう症のマウスでは毛細血管が殆ど
なくなっていることがわかりました。
毛細血管のゴースト化で骨に起きること
骨は、壊されたり、作られたりを繰りかえ
して維持されています。
このとき、毛細血管の役割は、カルシウム
など新たな骨の材料を届けることです。
そのため、ゴースト血管になってしまうと
壊されるペースに対し、作られるペースが
遅くなり、やがて、骨粗しょう症になると
いいます。
ラルフ・アダムス博士の話
骨を維持するのに毛細血管が不可欠だと
わかりました。ゴースト血管になると骨は
死んでいくのです。
特異な例
薬が効かなくなる
三重大学 冨本教授の話
がん腫瘍の血管の研究で、がんの中の血管は
殆どゴースト血管みたいに、非常に漏れやす
い血管で、腫瘍組織の中は水浸し状態で血流
が悪く、薬が運ばれないので、抗がん剤が効か
ないということがわかってきてます。
ゴースト血管危険度チェック
Q1-大食いですか?
とても大食い(2点)
大食い(1点)
大食いではない(0点)
Q2-お風呂は湯船に入る
殆ど入らない(1点)
入る(0点)
Q3-のどが渇きやすい?
よく渇く(2点)
ときどき渇く(1点)
いいえ(0点)
Q4-日常的に運動をしている?
(15分程度のウォーキングを含む)
していない(2点)
週3回程度(1点)
毎日している(0点)
Q5-タバコを吸う?
はい(1点)
いいえ(0点)
Q6-健康診断で高血圧と言われた?
はい(2点)
いいえ(0点)
Q7ー日中眠気を感じる?
よく感じる(2点)
ときどき(1点)
いいえ(0点)
Q8-あなたの年齢は?
60歳以上(2点)
45歳~60歳未満(1点)
45歳未満(0点)
ゴースト血管リスク
リスク高(7点~)
リスク中(5~6点)
リスク低(~4点)
視聴者からの質問(一部)
自覚症状はあるのか?
どうすれば分かるのか?
回答
冷え性がある、疲れが抜けにくくなる
気だるさが指標になります。
脳卒中などの重大な病気との関係は?
回答
ゴースト血管になると白質病変が出て
きます。
白質病変が進むと脳卒中になる割合が
3~4倍になるといわれています。
ゴースト血管は復活できる?
回答
細くても管が残っていれば、戻る可能性は
あります
メタボとの関連は?
回答
メタボは、血圧が少し高い、血糖値が高い
中性脂肪が高い、あるいは内臓脂肪がたま
っている、ということを合わせていいます
が、すべて血管に対して悪く作用すること
がわかっていますので、毛細血管に対して
も悪いだろうと言えます。
リスクチェック回答者数
182、763人
リスク高 → 25%
リスク中 → 39%
リスク低 → 36%
リスク高 が25%ということで
ゴースト血管予備軍が結構多いという
印象を言っていました。
一番リスクが高いのは大食い
大食いがゴースト血管を招くメカニズム
それは、糖質の過剰摂取があるから
生きた細胞で作った人工の毛細血管で実験
過剰摂取した糖質は、体の中で有害物質に
変わります。
有害物質を人工の毛細血管に流し反応させ
その後、血液に見たてた液体を流すと
血管のあちこちから、大量に漏れ出してくる
のがわかります。
毛細血管を詳しく見ると、血管を形作る
内皮細胞とそれを補強する壁細胞からでき
ています。
過剰な糖質によって生まれた有害物質が
血液中に入ってくると、細胞が傷つき
細胞同士の接着力が弱まります。
すると壁細胞は剥がれ、内皮細胞同士の隙間
も広がります。
その結果、毛細血管の隙間から血液成分が
大量に漏れ出してしまいます。
こうなると、漏れた先には血液は行かなく
なりゴースト血管になるのです。
※糖について
糖は体のエネルギーとなる大事なものです
が、過剰に取ると有害物質が出やすくなり
ます。また、糖質制限食であっても、食べ過ぎ
るとカロリーオーバーになり、有害物質は
できやすくなることがわかっています。
加齢、睡眠不足も要因
加齢により、壁細胞が変性し剥がれます。
すると血管内皮細胞の間も開きます。
その結果、血液がどんどん漏れていくこと
になります。
また、睡眠時に血管を修復するような
ホルモンが出ますが、睡眠が不足がち
になると修復ができず、ゴースト化が
進むことになります。
アルコールは?
アルコールも過度になると血管に対し
障害を与えます。
血液そのものが行かなくなる場合
タバコ
タバコは血管を収縮させ
「百害あって一利なし」です。
高血圧
高血圧になると動脈硬化が進み、血管の
しなやかさが失われると、毛細血管に
血液が行かなくなり、ゴースト化につながる
ことになります。
運動不足
運動不足になると血流が下がるので
接着性が悪く、ゴースト化につながります。
対策
お薦めはスキップ
ふくらはぎは第2の心臓と呼ばれますので
そこにたまった血液を出してあげる
そうすると全身に血液が周り、血流が改善
してきます。
血流が上がると毛細血管の内皮細胞が刺激
され、細胞同士の接着力が強くなります。
つまり、血管の壁が丈夫になります。
ゴースト化しかけた毛細血管を健康な状態
に戻せるのです。
スキップの方法
・その場でOK!
・朝・昼・晩 それぞれ20回
ゴースト血管の予防や回復に効果のある
物質の研究
化粧品メーカー研究所
毛細血管の内皮細胞にさまざまな物質を
加え、細胞同士の接着力の変化を調査
その結果、漢方薬のケイヒの成分を加え
ると内皮細胞の接着力が1.5倍に高まる
ことがわかりました。
シナモン、ルイボスティー、ヒハツ
も効果あり(ヒトでは未確認)
※シナモンは食べすぎに注意
対策結果
スタジオ参加者でスキップ及び食品で
対策をした結果
10人中8人に改善がみられました。
最後に
「毛細血管は、加齢とともに減少するのは
自然の摂理ですが、いかに食い止めるか
生活習慣を改めることはやはり重要です。」
と大阪大学の高倉教授は語っていました。
以上
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